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眞子さんが関心を寄せる「受精卵の凍結保存」、日本を代表する“不妊治療の権威”2人も協力か

眞子さん

眞子さんは不妊治療に関心を寄せているとも

 

 皇室が今後も長く存続するためには、皇室制度改革は避けられない。そうなれば、皇籍を離脱して「一般人」になったはずの眞子さんとその子の運命は大きく変わるかもしれない。

それでなくとも不透明なアメリカでの日々に、将来のわが子を思う眞子さんがすがったのは──。【前後編の前編。

 

 夫婦ふたりだけの生活でさえ手狭に感じられるワンベッドルームの部屋で、小室眞子さんと圭さん夫婦は結婚生活を送ってきた。渡米2年、ニューヨークの中心部にあるマンハッタンのマンションを後にして、夫婦は次の生活の舞台に移ろうとしている。転居先とされるのは、リビングルームに3つの

 

 つい最近、揃って32才を迎えたばかりのふたり。同年代の友人の中には、子供が生まれ、父となり、母となった人もいる。眞子さん夫婦もまた、ごく自然に子供について考えるようになった。ふたりは将来について真剣に話し合ったという。

 

 皇籍を離脱し、渡米後一度も帰国していなくとも、眞子さんが「皇族」だった過去は消えない。在ニューヨーク総領事館には「小室さん夫婦担当」の職員が存在し、眞子さんの相談役を担っているという。そればかりか、眞子さんをサポートする「医療チーム」まで設置されているという。

 

「結婚前、眞子さんは『複雑性PTSD』を患っていることを公表しました。皇室という特殊な環境に生まれたことに加え、周囲からの視線を過度に集めてしまうことに、長らく戸惑いを感じていたことが理由とされました」(皇室ジャーナリスト)

 

 渡米後、マンハッタンにある有名大学の附属病院に通院する眞子さんの姿が頻繁に目撃された。ただし、眞子さんへの医療サポートは、メンタルケアのみに限られた話ではなかった。

 

《「眞子さん」第一子のカギを握る「女医」》

 

 結婚1年後の昨年10月、『週刊新潮』はそうタイトルを打ち、悠仁さまの出産チームの一員だった愛育病院(東京・港区)の女性医師が極秘で渡米し、眞子さんにさまざまなアドバイスを行ったと報じた。

 

「その女性医師の専門は産婦人科だったので、眞子さん夫婦が、近いうちに子供を持つ意向があることを想像させました」(前出・皇室ジャーナリスト)

 

 眞子さんが本当の意味で一般人であれば、そうしたプライベートに踏み込む報道はなかっただろう。しかし、少なくとも1500年以上の歴史を持ち、「世界最古の王室」である日本の皇室は「血統」のみを正統性の根拠として続いてきた。

皇族でなくなったとはいえ、「天皇家の血筋」である眞子さん、そして眞子さんの子は、日本という国の根幹にかかわる存在だ。

 

 現状の皇室典範では、次の天皇秋篠宮さまで、その次は悠仁さまへと皇位が継承されていくので、秋篠宮家に「天皇家」が移ることはほぼ確実だ。

そうなれば、眞子さんの子は「天皇の孫」であり、その後は「天皇の甥姪」になる。

 

皇室の先細りが深刻な現状では、女性・女系天皇容認論もあり、眞子さんの子が即位することもあり得ない未来ではない。それほどに眞子さんの子は注目される存在なのだ。

 

 だが、前述のように“出産チーム”の存在が報じられてしばらく経つが、眞子さんの「おめでた」の話は聞こえてこない。

 

「背景には、眞子さんが思い描く人生プランの不安定さがあったようです。出産チームとはいっても、それは“すぐに妊娠、出産するため”のものではありませんでした。

子供を持つ将来と同時に、そのタイミングなどについてもさまざまなやり取りがあったようです。

その中で、眞子さんが興味を持っていたのが『卵子凍結』。より具体的に言うと、『受精卵の凍結保存』だったと言います」(皇室記者)

 

不妊治療の権威、2人の相談

 眞子さんが関心を寄せているという「卵子凍結」、そして「受精卵の凍結保存」とはどのようなものか。医療法人オーク会の生殖医療専門医・船曳美也子さんが解説する。

 

卵子凍結は未受精の卵子を採取して、凍結保存する方法です。将来的に凍結保存しておいた卵子とパートナーの精子を受精させ、できた受精卵を子宮に戻して着床・妊娠に至らせます。自分の望むタイミングでの妊娠が期待できることから、30?40才前後で卵子を凍結する女性が増えています」

 

卵子凍結」は現在はパートナーがいない未婚女性でも実施できる一方、眞子さんが興味を持つという「受精卵の凍結保存」は既婚者でなければ実施できない。

 

「受精卵の凍結保存は、体外受精で得た受精卵を3?5日間成長させ、『胚』と呼ばれる状態にしてから凍結保存する療法です。卵子単体の凍結よりも妊娠に近い状態で保存するため、妊娠率は高くなります」(船曳さん)

 

 費用はクリニックや採卵数、凍結数などで変化するが、採卵から受精卵の凍結までで60万円前後。保管料として年間約5万円ほど必要で、子宮への移植には20万円ほどかかる。

海外に比べ、日本の医療機関は受精卵凍結の技術が高い。だからなのか、眞子さんの医療チームの関係者は、日本にいる「不妊治療の名医」を頼ったという。

 

 医療チームは眞子さんの意向を汲みながら、日本を代表する不妊治療の権威である2人の医師に、受精卵凍結の現状についてリサーチを行っているという。

 

「1人は皇室とも関係の深いベテランの産婦人科医です。東京にある“セレブ産院御三家”のひとつで、不妊治療から出産まで幅広く携わっています。日本における卵子研究の第一人者とも呼ばれており、アメリカでの勤務経験もある。眞子さんのもとを訪れてアドバイスした女医とも、親交があります。

 

 もう1人は、日本の体外受精医療に黎明期から携わり、国内でも有数の先進的な医療研究を行う機関にも勤めたことのある人物です。体外受精や顕微授精などの生殖補助医療の専門医で、アメリカの大学に留学して研究を続けた経歴も持っています。日本国内だけではなく、海外の不妊治療事情にも詳しいスペシャリストです」(前出・皇室記者)

 

 妊娠率の高さから、受精卵の凍結保存は不妊治療の一環として行われることがほとんど。だが、なかには「事情があって、いまは産めない」という夫婦が、将来、自分たちが望むタイミングでの妊娠を期待して受精卵を凍結保存するケースもある。

 

「眞子さんも、“いまはまだ”という考えもあって、受精卵の凍結保存に関心を持ったようです。彼女が置かれた現状やこれまで過ごしてきた半生を振り返れば、そう考えるのも自然なことかもしれません」(前出・皇室記者)

 

皇室が今後も長く存続するためには、皇室制度改革は避けられない。そうなれば、皇籍を離脱して「一般人」になったはずの眞子さんとその子の運命は大きく変わるかもしれない。そんななか、眞子さんが関心を寄せているのが「受精卵の凍結保存」だという──。【前後編の後編。

 

 眞子さんの結婚生活は、波乱とともに始まった。2017年9月に小室圭さんとの婚約が内定したものの、同年末に小室さんの母・佳代さんが抱える金銭トラブルが報じられ、翌2018年2月に結婚関連行事の延期が発表された。

 

「2019年に天皇の退位や、新天皇の即位などの儀式が予定されていたため、結婚は大幅に2年も延期されました。小室さんとの結婚に反対する世間の声は大きくなるばかりでした」(皇室記者)

 

 その間に、小室さんは眞子さんを残してアメリカに留学。佳代さんの金銭トラブルを解決した上で2021年10月に結婚を果たしたが、ニューヨーク州の弁護士試験に2回連続で合格できなかった。

 

「小室さんの“能力”に、眞子さんが不安を覚えても仕方がなかったのでしょう。ロークラーク(法律事務員)として働く小室さんの収入は、ニューヨークで生活を送る上では心もとないものでした」(在米ジャーナリスト)

 

 その過程で、眞子さんは「受精卵の凍結保存」への関心を示すようになったようだ。

「いつ生活スタイルが大幅に変わるか予想できないため、落ちついて妊娠や出産、育児に臨めません。眞子さんは、渡米初期から受精卵凍結に関心を抱き、周囲に相談していたようです」(前出・在米ジャーナリスト)

 

 眞子さん自身のキャリアプランも影響した。2022年4月、本誌『女性セブン』は、眞子さんがニューヨークにあるメトロポリタン美術館(MET)が運営するウェブサイトに作品解説文書を寄せたことを報じた。

 

「眞子さんは、学生時代に身につけた美術・芸術に関する専門知識を生かし、美術館や博物館への勤務を希望していると指摘されていました。ですが、世界的な美術館や博物館に勤務できるのは一握りの優秀な人材のみ。博士号を持たない眞子さんにとって、METのハードルは高かったようです」(前出・在米ジャーナリスト) 

 

 今年9月、METの館長は記者会見で「眞子さんは従業員ではない」と明言した。

「眞子さんは今後博物館や美術館で働くことを見越して、アメリカの大学院に改めて入学し、学生として再出発する意向を固めているといいます。

 

ただ、学び直しをした上で、実際に働き始めるということになれば、この先何年も研究に没頭することになります。そんな最中に、妊娠や出産でキャリアをストップさせるわけにはいかないという考えもあるのでしょう」(別の在米ジャーナリスト)

 

皇室の事情に左右されたくない

 昨今の皇位継承に関する議論が、眞子さんをさらに追い詰めている。皇族の減少という課題から逃げられなくなった政府は有識者会議を設置して、女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家の創設」や、旧宮家の男系男子の皇籍復帰など、さまざまな可能性を議論してきた。議論が女性・女系天皇にまで及べば、眞子さんの子への注目度は大きくなる。

 

「さまざまな物議を醸した小室さんの子供が皇室入りし、皇位継承権さえ持つとなれば、少なからず抵抗感を抱く人もいるかもしれません。ただ、旧宮家に比べれば、眞子さんの子供の方が、圧倒的に現在の天皇家との血縁は近いのです」(前出・皇室記者)

 眞子さんも、そのことをよくわかっているのだろう。

 

「子供がそうした運命に翻弄されることを、眞子さんは望んでいないのでしょう。自由に生きていけるはずが、皇室に入るとそうはいかなくなる。眞子さんとしては、子供の将来を皇室の事情に左右されたくないという思いがある。

 

女系天皇を巡る議論に結論が出ない限り、妊娠・出産に踏み出せないのでしょう。受精卵の凍結保存は、苦渋の選択でもあるのです」(前出・皇室記者)

 

 子が親を選べないように、親は子を選べない。眞子さんが皇室に生まれたことも、眞子さん自身が望んだことではない。

そんな運命にあらがった眞子さんは、わが子の運命にまた、葛藤を抱えている。

 

 

※女性セブン2023年11月30日・12月7日号