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小室圭さんNY州司法試験合格で始まる仁義なき“報酬競争” 年収1億5千万目指す日本人弁護士たちもザラ

小室圭さん


 秋篠宮家の長女、眞子さんと結婚した小室圭さんがアメリカ・ニューヨーク州の司法試験に3度目の受験で合格した。

 

 ニューヨークで30年間暮らす50代の男性は、合格発表翌日(現地時間21日)の様子をこう話す。

 

「小室さんの家の近くやオフィスビルの前を車で通りかかったら、日本人のカメラマンらしき人が立っていました。小室さんが出入りするのを待っているようでしたね」

 

 小室さんと共に働いたことのある奥野総合法律事務所の所員はこう語る。

「小室さんから事務所の外にいた代表の奥野(善彦氏)に電話があったそうです。

 

その後、奥野から事務所に『小室さんから、おかげさまで合格しました。ありがとうございます』と伝えられたと電話がありました。

奥野から私が聞いたのは、NHKで報道される30分くらい前でした」

 

 小室さんはニューヨーク州マンハッタンの法律事務所「ローウェンスタイン・サンドラー」(以下LS社)に勤務しながらニューヨーク州司法試験に挑戦していたが、まだ合格発表前の今年10月初旬、突如として、LS社のホームページ(HP)に小室さんのスーツ姿の写真が掲載されたことが話題を呼んだ。

 

「LS社は小室さんの能力を高く評価しており長期的に雇用できるという姿勢の表れだと思います。ある程度、合格の予測もついていたのかもしれません」(前出・ニューヨーク在住の男性)

 

 小室さんの勤めるLS社のHPは、現在は日本からアクセスできない状態になっているが、現地では今でもきちんと見られる状態だという。

 

「小室さんの担当は会社経営やM&Aをサポートするセクションになっています。

クライアント企業の上場の手伝いをしたり、法律的知識を駆使して会社を発展させるアドバイスなどもするようです」(同)

 

 弁護士1年目の報酬は「年間2000万円くらい」と報道されているが、物価の高いニューヨークではそれでも“高給取り”とは言えないという。

 

ニューヨーク在住の日本人経営者はこう話す。

「こっちは日本より物価が2~3倍高いですから、そのくらい稼がないと生活できない。

 

年収900万円以下は低所得者になります。私の知り合いの日本人女性弁護士は『目標は1ミリオン(約1億5000万円)』と言っています。弁護士たちはそのくらいの報酬を目指していますよ」

 

 

 小室夫妻が住むマンハッタンのヘルズキッチン地区のマンションの家賃は「月額6000ドル(約88万円)くらいでスポーツセンターやジムなどもある」(前出・NY在住の男性)というから、支出を考えると年収2000万円でも余裕があるわけではないかもしれない。

 

 今後、小室さんは弁護士として企業案件を扱うようだが、実際にどんな仕事をするのだろうか。アメリカの弁護士事情に詳しい若手の日本人弁護士はこう話す。

 

「クライアント企業の契約書が不利なものになっていないか、M&Aの際に相手企業が“隠れた負債”などを持っていないかなどをチェックする仕事が主でしょう。

アメリカは契約社会なので精査しなければならない資料は膨大になります。

小室さんはそうした書類の処理を大量にこなすことになる。

とはいえ、最初は事務所が取ってきた仕事をもらう形になるはずです。

 

中堅のボスについて仕事を覚え、3~5年たったら、企業から個人指名されるようになり、案件を主導してスタッフを使えるスキルを身につける。

 

そして何年かキャリアを積んでジュニアパートナー、シニアパートナーに出世していくというのが一般的です。

要は、自分で仕事を取れるようにならなければ報酬も上がらないのです」

 

 とはいえ、世界的なドル高となっている今、ニューヨークで弁護士として働けることは有利との見方もできる。前出の弁護士はこう解説する。

 

アメリカの弁護士の大半は案件ごとのタイムチャージ制で報酬を得ることが多い。日本だと1時間のタイムチャージの平均が2~5万円くらい。

ベテランの先生で高くても10万円です。

それがアメリカだと1時間1000ドルくらいに跳ね上がり、30時間やれば3万ドル(約450万円)になることもある。

当然、タイムチャージは小室さんの報酬にも適用される。

 

アメリカの公官庁の会議などに顔を出して、どんどん名前を売る。

その積み重ねが、5年後、10年後の彼の立ち位置を変えるはずです」

 夢と希望を抱いて渡米した小室さん夫妻。

10月23日には眞子さんの31歳の誕生日を迎える。

 

「これからは小室さんもニューヨークで地に足をつけて働き、眞子さんに頼らなくても生活していけるというところを見せてほしい。

その月日が積み重なっていけば、日本の皇室とのギクシャクした関係も修復できるかもしれない。

 

現地の弁護士法人が日本進出して支所をつくった場合、日本の弁護士会に登録すれば、小室さんは日本で弁護士活動も行えます。しかし、3年くらいは日本に戻って来ないほうがいいと思います。

 

しばらく彼がキャリアを積むために、周囲はそっと見守ってあげるのがいいのではないでしょうか」(前出・日本の若手弁護士)

 

 弁護士となった小室さんが、これから眞子さんとどういう家庭を築いていくのか。

2人にとって、これからが本当の正念場だろう。

 

AERA dot.編集部・上田耕司)