道草の記録

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徒然草

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まず練習用に 徒然草の一節でも貼り付けてみよう♪

 
徒然草 第十二段

“同じ心ならん人と”

吉田兼好の口調で)

真の友人を作るということは 難しいもの
かといって一人で生きていくのも しんどいことじゃ
その辺は 今も昔も かわらん気がするのぅ

自分と同じ波長を持つような人と しみじみと話をしておもしろいことや 
この世が無常であるようなことを
心の底から話し合って納得できるとしたら どれほど嬉しいことか。
しかしそんな人は とても居ないものじゃ
そこで仕方なく 相手の言うことに逆らわないように
「うんうん」と相槌を打って 向かい合ってるとしたら
これは話し合ってるなんてものではなくて
独りぼっちでいるような 孤独感を味わうようなものじゃわい

まぁそれは極端な例として 
互いに話し合いたいテーマに関しての意見ならば
「なるほど」と聞く価値はあるというもの
また少し食い違う意見を持っている人が
「私は そうは思いません」などと言い争ったり
「だから こうなるはずだ」と議論しあうならば
ちょっとは 退屈な気持ちは 慰められるもんじゃ

ただ実際には 自分と同じ波長でない人は
ちょっとした憂さ晴らしの話のレベルで
当たり障りのない つまらないことを言っているのが幸せというもの。
あまり突っ込んだ話をしてしまうとボロが出て
本当に気の合う「心の友」というには
遥か遠い存在であるように感じられるのが つらいもんじゃ
いつの世も なかなか真の友人は 見つからぬものとみえる。


徒然草第38段
 
“名利に使われて”


名誉や利得を追って、心静かな自由な時間もなく、一生を苦しむのは愚かである。
財産が多いと、これを守るために力を費やし、肝心な我が身を守ることがおろそかになる。
古人言う、「財多ければ身を害し、名たかければ、心を害する」と。
多くの財産は、危害を招き面倒なことを引き起こす原因となるものなのだ。
「宝を懐いて以て害を賈はず。表を飾りて以て累を招かず」と云うではないか。
       
自分の死後に北極星をささえるほどの遺産を残しても、残された人に迷惑がられるだけだろう。
白氏文集にも「身の後には金を堆くして北斗をささふとも、生前一樽の酒にしかず」と云うではないか。
        
愚か者が見て喜ぶような金銀宝飾は、つまらないものだ。
大きな車、肥えた馬、金玉の飾りも、物の道理のわかった人の目には
、厭わしく馬鹿げたことに見えるばかりである。
金は山に捨て、玉は淵にすてるがよい。利欲に迷うのは一番の愚か者である。
不朽の名声を後世に長く残すのは、実に望ましい事であろうが、
高貴の身分の人が必ずしも優れた人ではない。
愚かで、つまらない人でも、名家に生まれ時運に際会すれば、高い位に昇ることもある。
優れた賢人・聖人でも、時流に受け入れられずに終わってしまった例も多い。
高位高官を望むのも、次に愚かである。
       
智恵と心こそ、人並みすぐれた名声を残したいものであるが、
よくよく思えば、名誉を愛する人は世間の評判を喜ぶのである。
しかし、誉める人も、そしる人も人生は短い。
その評判を伝え聞く人も、何時までも生きているわけではない。
誰に対して恥じ、誰に知られることを願うのか。
誉れは、また誹りのもとなり。
死後の名声などいうものはさらに益なし。
これを願うのは、次に愚かである。
     
ただし、世間の評判でなく、純粋に智そのものを求め、賢そのものを念願している人のために言うならば、
人間の智恵が過ぎて虚偽が生じたのである。
孔子も言っているではないか、「大道すたれて仁義あり、智恵いでて大偽あり」と。
才能は、心身を悩乱する一切の妄念である煩悩が積もり積もって発達したものである。
        
人から伝え聞き、人から学んで得た智は、まことの智ではない。いかなるを智と言うべきか。
世間の人は可と言い、不可と言うが、そのような区別はなく本来同一のものである。
いかなるを善と言うか。
まことの人とは、智とか、徳とか、功とかいう相対的な境地を超越していることである。
荘子・逍遙遊に「至人は己なく、神人は功なく、聖人は名なし」と言うではないか。
この絶対的な境地を誰か知り、誰か伝えん。
このまことの人は、徳を隠し、愚者のように振る舞うものである。
もともと、賢愚得失といった相対的な境地に身を置かず、
それから超越しているということである。
     
迷いの心につられて、名誉や利益の欲望を追い求めると、以上のようなことになる。
人間の欲望の対象となるすべてのことは、架空のものなのだ。
論ずるにたらず、願うにたらず。
 
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