道草の記録

株主優待・ふるさと納税の返礼品・時々パチンコ

第1回〈小室夫妻 愛の軌跡〉運命の出会いから婚約内定会見まで

 

 2021年10月、秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんが結婚会見を行い、正式にご結婚されました。交際が始まってから約9年。

その道のりは険しく、決して平坦なものではありませんでした。今回は結婚までの経緯を改めて振り返り、おふたりが結ばれるまでの愛の軌跡を辿りたいと思います。

 

まずは2012年6月の出会いから、婚約内定会見までの経緯を振り返ります。【全3回の第1回】

2012年6月 眞子さまと小室圭さん「運命の出会い」

ICUにご入学された眞子さま

ICUにご入学された眞子さま

 

 学習院女子高等科を卒業した眞子さまは、2010年4月、AO入試国際基督教大学ICU教養学部にご入学された。一方、小室圭さんは都内のインターナショナルスクールを卒業後、同年9月にICUに入学。おふたりが出会ったのは2012年6月、同大学キャンパスでのことだった。出会いからわずか2か月後、2012年8月から眞子さまは約1年間の交換留学のために渡英するが、その頃には交際がスタートしていたという。

 

 当初、眞子さまの婚約をスクープしたNHKの報道(2017年5月)では、出会いの場を「5年ほど前、東京・渋谷区の飲食店で開かれた留学に関する意見交換会の席」としていたが、のちに眞子さまがこれを否定。

 

 婚約内定会見(2017年9月)で、眞子さまは圭さんとの馴れ初めについて「国際基督教大学が交換留学生のために教室で行った説明会でのことでした。そのとき私が座った席が、小室さんの座った席の後ろであったことがきっかけとなりました」と語っている。さらに圭さんも「2012年の交換留学に伴う大学構内での説明会でした」と続け、出会いは「教室」「大学構内」であることが強調された。

2013年12月 交際開始から1年で「プロポーズ」

2010年、「海の王子」だった頃の小室さん(時事通信フォト)

2010年、「海の王子」だった頃の小室さん(時事通信フォト)

 

「おつきあいをする人は結婚を考えられる人でありたい、という共通の認識がございましたので、結婚につきましては、当初より念頭にございました」

──婚約内定会見でそう語った眞子さま。交際を始めてすぐの2012年8月に眞子さまは英国へ、圭さんは米国へと留学し離れ離れになったが、その間もおふたりは連絡を取り合っていた。

 

 そして帰国後、交際開始から1年余りが過ぎたとき、圭さんは眞子さまにプロポーズ。婚約内定会見での圭さんが語ったところによると「帰国後もお互いの気持ちを確認し合いながら、プロポーズに至りました。

2013年の12月に、私から宮さまに『将来結婚しましょう』というように申し上げました。場所は都内で、食事のあと2人で歩いていた時であったと記憶しております」という流れだったようだ。

 

 そんなおふたりの交際とは、どのようなものだったのか。後に報じられたところでは、休日に美術館や映画館を訪れたり、レストランで食事するなど一般と変わらないデートだったというが、『女性セブン』(2021年2月18・25日号)によると、眞子さまは将来の義母である小室佳代さんとも親しくされていたという。

 

同記事は皇室記者の言葉として、〈小室家のある横浜で頻繁にデート〉〈眞子さまがわざわざ佳代さんがパート勤務をする洋菓子店にケーキを買いに行かれたこともあった〉などのエピソードを伝えている。

 

 大学キャンパスでもおふたりの関係は〈公然の秘密だった〉といい、〈「まーちゃん」「けーくん」と呼び合う仲で、キャンパスが暗くなってからもベンチに腰掛け、長い時間を過ごしていた様子もよく見られていた〉との証言が伝えられている(いずれも前掲記事より)。

皇族ではあるが、ごく普通の学生と変わらない青春を過ごされていたことがわかる。

2016年10月 デート現場がスクープされ交際発覚

 プロポーズから数か月後の2014年7月、ICUを卒業した圭さんはメガバンクに就職する。眞子さまは同年9月から1年間、再びイギリスに留学されたが、それまでの間には圭さんがたびたび秋篠宮邸を訪れ、眞子さまの部屋で過ごすこともあったという。

 

 密かに愛を育んでいたおふたりの交際が、広く国民の知るところとなったのは2016年10月。『週刊女性』(11月1日号)がデート現場をスクープし、電車内で体を寄せ合い談笑する写真とともに報じたことがきっかけだった。

 

〈「次は、マーちゃんの携帯も見せてよ」/男性が親しげに、女性の充電中のスマートフォンを覗き込むと、/「ブサイクだから、やだぁ〜」〉など、親しく会話するおふたりの電車内での様子を伝えている。

 

 当時は圭さんの素性が明らかになっておらず、同記事には、圭さんについて〈白の『アバクロ』のポロシャツに、ベージュのハーフパンツ。『トミーヒルフィガー』のバッグを持つガッチリ体形の目鼻立ちの濃いイケメンだ〉と書かれている。

 

 その頃は婚約中であることも公にはされておらず、同記事では〈眞子さまを知る関係者〉の話としてこんな“懸念”も示されていた。

 

眞子さまの恋人が、学習院出身者であれば、順当というか安心ですね。やはり皇族はお立場上、たまたま出会った人とのお付き合いはしにくいものです。

学習院出身者なら、お互いに小さいころから知っていますし、ご家庭のこともある程度わかりますからね〉

2017年5月 「眞子さま同級生とご婚約へ」NHK報道

 NHK眞子さまと圭さんの婚約をスクープしたのは、デート現場が週刊誌に報じられてから7か月後の2017年5月のことだった。出会いから5年、学生だったおふたりは25歳の社会人となり、眞子さまは東大・博物館の特任研究員、圭さんは法律事務所のパラリーガルとして勤務していた。

 

 当時、NHKは〈お相手の小室さんは、高校までインターナショナルスクールで過ごし、大学時代には、神奈川県の藤沢市観光協会が主催する、2010年度の「湘南江の島 海の王子」として各地で行われる観光キャンペーンなどで活躍〉と紹介。

以降、メディアの取材が圭さんの周辺にも殺到することになる。

 

 眞子さまの婚約報道を受け、日本全体に祝福ムードが広がった。前掲のNHKの報道によると、当時、〈女性皇族の婚約は、3年前、高円宮妃の久子さまの次女、典子さんが、島根県出雲大社神職千家国麿さんと婚約した時以来で、「内親王」では、黒田清子さん以来12年ぶり〉であったから、なおさらだろう。

2017年9月 婚約内定会見「宮さまは月のよう」「好きな言葉はLet it be」

2007年、婚約が内定し秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんが記者会見をされた(時事通信フォト)

2017年、婚約が内定し秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんが記者会見をされた(時事通信フォト)

 

 振り返れば、おふたりの結婚に向けての道のりは、婚約が報じられてから困難の連続だった。まず、NHKのスクープ後、急遽2017年7月に設定された婚約内定発表・会見は、同時期、九州北部を襲った豪雨災害により延期された。

 

 この時の経緯についてNHKは〈眞子さまは、小室さんとともに被災地の状況を案じ、発表の延期を望まれ〉〈天皇皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻もそうした気持ちを尊重する考えを示され、発表の前日、婚約内定の発表や記者会見の延期が決まりました〉と報じている。

 

 同年9月3日、延期された婚約内定の発表と会見が行われた。かねて「結婚については娘たちの意思をできる限り尊重したい」と語られていた秋篠宮ご夫妻はもちろん、周囲は大きな喜びに包まれた。婚約内定会見では、こんなやり取りに注目が集まった。

 

 眞子さまが、「お互いをどのような存在と感じ、どんなところにひかれているか」との質問に「小室さんは、私を温かく励ましてくださる存在でございます。

 

最初にひかれたのは、太陽のような明るい笑顔であったと思います」と答えると、圭さんは「宮さまは私のことを月のように静かに見守って下さる存在でございます」と続けた。

 

 また、記者の質問が圭さん自身の性格や座右の銘、将来の夢や目標に及ぶと「一言で申しますと、単純ということになると思います。

 

どちらかといえば鈍い方かもしれません」「好きな言葉は『Let it be』でしょうか」「今後のことで思い描いていることはございますが、今は目の前の仕事と勉学にしっかりと取り組むことが重要であると考えております。

 

将来のことにつきましては、宮さまとご相談しながら考えてまいりたいと思います」などと答えていた。

【第2回〈 金銭トラブル発覚から「お気持ち文書」まで〉(12月30日配信予定)に続く】