こんにちは、スーパー青果部・青髪のテツです。突然ですが、みなさんは「にんじん」を食べるとき、皮を剥いてますか?
多くの人が剝いてから調理していると思うんですが、実はアレ「皮」じゃありません!
何を言っているかわからないかもしれませんが(笑)、結論を言えば「剥かなくても食べられる」ってことです!今回は、そんなにんじんに関する豆知識をいろいろと紹介していきます。
豆知識①「皮だと思っている部分は…皮じゃない」
年中スーパーの青果売り場に並んでいるにんじんですが、実は秋が旬の野菜。
そんなにんじんは調理時に皮を剥いている人がほとんどだと思いますが、実はコレ、「皮」じゃありません!
本来のにんじんの皮は、非常に薄い膜のようなもので、出荷時の洗浄でほぼ取れてしまいます。つまり、みなさんが皮だと思っている部分は、「実の表面」ということになります。
なので、にんじんは皮を剥かなくてもおいしく食べることができるんですよ。フードロスの削減にもつながるので、ぜひ皮ごと食べてみてください。
とはいっても、にんじんの表面は中身に比べると硬いので、料理によっては取り除いておきたいということもあると思います。そんなとき、剥いた皮は「きんぴら」にするのがオススメですよ。
こちらが、「にんじんの皮のきんぴら」です。中サイズ2本分の皮を炒めて、砂糖(小さじ2)としょうゆ(小さじ2)で味付けし、白ゴマをかけただけ。一皿に満たない量なので、ちょっとしたおつまみという感じです。にんじんの香りが濃厚で、とってもおいしいですよ!
ぜひ一度試してみてくださいね。
豆知識②「軸を切り落とせば長く保存できる」
次の豆知識は、味わいを長持ちさせる裏ワザです。
にんじんの成長点は軸(葉が生える部分)にあります。この成長点を残しておくと、可食部の栄養を成長のために使ってしまうため、傷みが早くなったり、食味が落ちやすくなります。
なので、この軸を切り落とすと長持ちするんですよ。長持ちさせる手順は以下の通りです。
1. にんじんの軸を切り落とす。
2. キッチンペーパーで包む。
3. 保存袋に入れる。
4. 冷蔵庫の「冷蔵室」で立てて保存する。
にんじんは、畑で植わっている状態に近い「縦」にして保存すると、より長持ちさせることができます。
スペースに余裕があれば、ぜひ立てて保存しましょう。にんじん単体では立ちにくいので、コップなどの器に入れるといいですよ。
この方法での保存期間はおよそ2週間です。ただし、日々ビタミンなどの栄養素は失われていくので早めに食べてくださいね。
豆知識③「保存場所は"冷蔵室"がベスト」
豆知識②でさりげなく書きましたが、にんじんは冷蔵庫の中でも野菜室ではなく「冷蔵室」で保存したほうがいいんです。
にんじんの最適保存温度は0〜5℃。3~8℃の野菜室だとにんじんにとって暑すぎるので、傷みが早くなります。
スペースに余裕があれば、にんじんはぜひ冷蔵室で保存しましょう。
以上、にんじんの食べ方や保存法に関する豆知識でした。ぜひ参考にして、にんじんを無駄なく食べていただけるとうれしいです。
あたらしい日日