小室圭さんが異例の“栄転”を果たした。周囲の反対を押し切る勢いで結婚を選択し、一心に彼を支えてきた眞子さんの喜びもひとしおだろう。小室さん夫婦の次なるターゲットは「元皇族」の威光が届くヨーロッパの名門公室──。
小室さんが勤務する法律事務所「ローウェンスタイン・サンドラー」(以下LS)で配置転換が行われ、彼は「Global Trade & National Security」という部署に異動したことが、6月中旬、明らかになった。日本語に訳すと「国際貿易と国家安全保障」のチームである。
「簡単にいうと、国をまたいだ貿易や投資に関する、アメリカ国内の法律規制に対応する部署です。アメリカには輸出入や投資に関してさまざまな法律があるので、国外との取引を希望するクライアント企業が、そうした法律に違反しないようにアドバイスを行います。経済安全保障の観点から注目を集めている分野で、事務所にとって重要な部署です」(OMM法律事務所の米盛泰輔弁護士)
LSのホームページによれば、この部署のクライアントは米国内の一般企業だけではなく、各国政府や政治指導者に対して助言を行うということもしているという。
「特に過去の事例として強調されているのが『ルクセンブルク大公国』です。LSは、ルクセンブルクの首相や財務大臣から意見を求められ、同国の新興企業やハイテク投資家のコミュニティーを活性化させる方法を議論した実績があります。
また2017年、米国内の投資会社がルクセンブルクを拠点とする鉄道車両を貸し出す会社を売却した際に代理人を務めました。
ルクセンブルクには公室(王室)があり、日本の皇室とも長年の交流がある。小室さんが“皇室コネクション”を利用してビジネスチャンスをつかむことは大いにありえます」(前出・在米ジャーナリスト)
同年生まれの大公女が4月に結婚
ルクセンブルク大公国はヨーロッパの小国で、フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれている。国土の広さは佐賀県ほどで、人口は約63万人だ。
「ルクセンブルクはいわゆる“タックス・ヘイブン”の国のひとつです。法人税が低く、拠点を構える大企業が多い。Amazonの欧州本社があることでも知られています。1人あたりのGDPは日本の2.6倍と、国民も経済的に恵まれていて、“世界一裕福な国”ともいわれています」(全国紙経済部記者)
ルクセンブルクは国家元首である大公が治める国であり、ルクセンブルク大公は日本の皇室と同じく世襲制だ。
「大公(国王に相当)を筆頭とした公室もまた裕福で、純資産は40億ドル(約6500億円)ともいわれます。世界で有数の“金満”な公室です」(皇室記者)
ルクセンブルク公室と日本の皇室のつきあいは、上皇さまの皇太子時代である1950年代に遡る。
「前大公夫妻は1990年、上皇さまの即位の礼に出席しました。
1999年にも国賓として来日し、大阪や山梨などを訪れました。また、現在の大公は1981年に、身分を隠して日本国内を旅行したこともあるほどの日本通です」(宮内庁関係者)
秋篠宮ご夫妻とも、深い縁がある。ご夫妻は1999年、前大公夫妻が来日した際、釣りが趣味だという前大公を大阪の水族館に案内。秋篠宮さまは研究されているナマズのご説明を自らされた。
また、眞子さんもルクセンブルク公室とは接点がある。
2017年11月、現在の大公と長女のアレクサンドラ大公女が国賓として来日した際、宮中晩餐会に出席しており、翌々日には、大公が主催した答礼コンサートも鑑賞しているのだ。
「そのタイミングといえば、眞子さんの婚約内定会見直後で、小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルが明るみに出る直前のことです。
眞子さんとアレクサンドラ大公女は同年の生まれでもあるので、晩餐会では小室さんや結婚の話題も出たに違いありません。
奇しくもアレクサンドラ大公女は今年4月に結婚。国中が祝福ムードに包まれました」(皇室ジャーナリスト)
世界で最も長い歴史を持つ王室(皇室)である、日本の天皇家。
その血脈であり、「将来の天皇の姉」である眞子さんが、アメリカで弁護士の夫と暮らしていることを、ルクセンブルク公室が知らないわけはない。
「ルクセンブルク公室側にとっても、もともとビジネスパートナーだったアメリカの法律事務所のチーム内に、眞子さんの夫が異動してきたなら、そのルートを大切にしない手はないでしょう」(前出・宮内庁関係者)
LS内で、唯一小室さんのみが使える“最強のカード”。
このチャンスをみすみす逃すはずはない。
「小室さんは、肩書を“武器”に交渉を持ちかけるでしょう。
多少強気に出ても、眞子さんの存在がある以上、ルクセンブルク側も無下にはできない。
眞子さんもそのことはよくわかっているでしょうから、夫婦で現地を訪れるなど、パフォーマンスの面で小室さんをサポートすることがあるかもしれませんね。
ルクセンブルク公室を後ろ盾にするために尽力するのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
アメリカ社会ではコネがものを言わせる部分も多い。
世界の王室に働きかけることができる小室さんの存在。
ただ、その“活躍”は、眞子さんなくして成しえない──。
※女性セブン2023年7月20日号