秋篠宮妃紀子さまが9月11日、55才の誕生日を迎えられた。あわせて発表された文書内では、眞子さまの結婚について《長女の気持ちをできるだけ尊重したい》と綴られた。
「昨年のお誕生日でのご回答は『長女の気持ちをできる限り尊重したい』というもの。ほぼ変わりない内容で、実質的な“ゼロ回答”でしょう。
ご夫妻は、耳を傾けない眞子さまに困惑しきりと聞きます。
眞子さまは“地位も名誉も一時金もいらないので、とにかく結婚だけは認めてほしい”とご夫妻や政府関係者に訴えていて、とりつく島もないそうです。
とはいえ、新郎の小室圭さんは最近まで学生の身であり、金銭トラブルも燻っている中で、元皇族に相応しい生活を送れる財力があるはずがなく、誰かが相応の経済的サポートをすることは必要不可欠です。
結婚したい、皇室を出たい、アメリカへ行きたい、と言っても、“先立つもの”がない、ということです。
もうこの問題については何も考えたくない、という紀子さまの懊悩が“ゼロ回答”から伝わってきます」(皇室ジャーナリスト)
とにかく早く結婚して、皇室を飛び出したい眞子さま。
そしてそのままアメリカへ直行──とはいかない。渡米するためにはパスポートが必要だが、皇族の眞子さまはパスポートを持たない。
まずは皇族が身分を登録する「皇統譜」から抜けて、“一般人”として小室さんと「戸籍」をつくらねばならず、その上でパスポートを申請する。
申請から取得まで、一般に2週間ほどかかるので、結婚後しばらくは日本にいなければならない。
9月8日、共同通信は《眞子さま10月にも婚姻届 官邸離れ、渡米の準備》と報じた。
「眞子さまが10月中に婚姻届を提出され、それに伴い皇籍を離脱、お住まいの秋篠宮邸を離れられ、一時的に都内のマンションに滞在される見込みという内容です。
ご結婚後は小室さんの住むアメリカへ渡るご予定ですから、マンション滞在中にパスポートなど渡米のための準備を進められるようです」(皇室記者)
さらに別の皇室ジャーナリストはこう話す。
「婚姻届の提出後もしばらくは赤坂御用地に留まるという見方もありました。
御用地であれば、セキュリティーは言うに及ばず、眞子さまの荷物の移動の必要もありません。
ですが、“一般人”となられた眞子さまが御用地に留まり続ければ、“なぜ元皇族が国有地で暮らし続けられるのか”と批判の声が上がるのは必至でしょう。
過去には、地方に嫁いだ元皇族が数日間宮邸に宿泊されたことはありましたが、それとはまったく性質が違う。国民の理解を得られるとは到底思えません」
マンション住まいという選択は、そうした“炎上”を避けるためだろう。
「マンションの準備は本来、小室さんと一緒にするべきでしょう。
ですが、結局動くことになるのは宮内庁の職員。
また、婚姻届には小室さんの自署が必要ですが、アメリカにいる小室さんはどうするつもりなのでしょうか。
小室家側はそうした準備も一切せず、眞子さまサイドにすべてを任せきりなのです。
それでも、“一刻も早く秋篠宮家を出たい”というお気持ちを強くされている眞子さまが、矢面に立たれて準備を進められているのだと思います」(宮内庁関係者)
“国民の祝福を”という願いは果たしてどこへ……。
※女性セブン2021年9月30日・10月7日号