問題の母親とは縁を切ってはどうか
2人の結婚が発表される「Xデー」はいつか
東京五輪閉会式で越路吹雪のヒットソング『愛の讃歌』(岩谷時子訳詞)が流れた。
「あなたと2人で 暮らせるものなら なんにもいらない」
この歌詞を秋篠宮眞子さんはどんな思いで聞いたのだろう。
秋篠宮眞子さんと小室圭の結婚が秒読みに入った。
宮内庁から2人の結婚が発表されるXデーはいつかを巡って、報道各社は取材合戦を始めたという話が聞こえてくる。
きっかけは7月30日にNHKが報じた1本のニュースだった。
「秋篠宮ご夫妻の長女の眞子さまとの婚約が内定している小室圭さんが、アメリカ・ニューヨーク州の司法試験を終えました。
現地の法律事務所への就職の見通しも立ったということで、引き続きニューヨークに滞在するということです。
関係者によりますと、小室さんは、現地時間の27日と28日に、アメリカ・ニューヨーク州の司法試験をオンラインを活用して受験し
ました。試験の結果は、ことしの12月中旬までに発表される予定です。
小室さんは、3年前の夏、弁護士資格の取得を目指して渡米し、ことし5月、ニューヨーク州のフォーダム大学が設置するロースクールを卒業しました。
これまでにニューヨーク州の法律事務所への就職の見通しも立ったということです。
小室さんは、今後の生活の基盤をアメリカに置きたいと考えていて、引き続きニューヨークに滞在し、勉学と新たな生活への準備を進めることにしています」(NHK NEWSWEB 7月30日14時26分)
この一報は週刊誌各誌に衝撃と混乱を与えた。
「“正式な結婚”が年内に行われる可能性はなくなった」
「眞子さまは今秋の結婚を強く望まれているのですが、小室さんがしばらく帰国しないのであれば、秋の結婚に間に合わなくなってしまうからです。
小室さんが帰国し、国民からの理解や祝福を得るための努力をしなければ、破談してしまう可能性もあるのでは……」(皇室担当記者=週刊女性8/17・24日号)
「小室さんは、留学前に『パラリーガル』として勤務していた日本の法律事務所から、“留学を終えたらここで働くことを前提”に、年間数百万円のサポートを受けてきました。これまでの支援の総額は1000万円を超えるともいわれています。
ところが、アメリカで就職するというのですから、その約束は反故になったのでしょう」(皇室記者=女性セブン8/19・26日号)
「(小室圭さんの=筆者注)試験の合否は12月中旬までに判明しますが、帰国がなくなったことで、皇室の行事に則った“正式な結婚”が年内に行われる可能性は完全に消えました」(宮内庁担当記者=週刊新潮8/12・19日号)
応援してくれていた法律事務所との約束を反故にして、多額の借金を抱えてニューヨークに居座る自分勝手な男だから、秋篠宮眞子さんとの結婚もうまくいかないという論調が多いようだが、週刊誌各誌の“本音”はそうではないようである。
女性自身(8/17・24日号)はこう見ている。
「小室さんは、眞子さまを呼び寄せてニューヨークで新婚生活を送るつもりなのでしょう。
日本では2人の結婚に反発する声が根強く、ニューヨークのほうがのびのびと暮らせるのは間違いありません」(皇室担当記者)
宮内庁、菅官邸も「海外移住」で一致している
週刊新潮も、正式な結婚が無理ならば、最後の手として駆け落ち婚があると見ている。
「もはや一般の結納にあたる『納采の儀』を経た結婚はなく、入籍と同時に眞子さまが皇籍を離脱する“駆け落ち婚”しか残されていません。
小室さんは米国に留まり、来年早々には州の宣誓式に出席して正式な弁護士資格を得る。
頃合いを見計らって眞子さまは、宮内庁を通じて外務省にパスポートの発券を申請し、渡航することになるでしょう」(皇室ジャーナリスト)
あれほど2人の結婚に異を唱えていた週刊誌も、眞子さんの結婚への揺るぎのない決意を前に、雁首を揃えてひれ伏したといえよう。
菅官邸も同じだというのは女性セブンである。
「将来の天皇家である秋篠宮家への逆風が強まるばかりの状況の中で、官邸にも、宮内庁にも、“本人がお望みであるなら、渡米も結婚も果たされるべきだ”という声も少なくないようです。
海外在住であれば皇室の活動に頻繁に参加されることもなくなるうえ、国民の目に触れにくくなり、名実ともに、眞子さまの存在は皇室にとってもう過去のものになる。包み隠さずいえば、体のいい“国外追放”ができるのでは、という心ない声も少なくないようです」(皇室関係者)
国外追放とは穏やかではないが、秋篠宮夫妻を除いては、眞子さんと小室圭、宮内庁、官邸の“思惑”は一致していて、「皇室と今後ほとんどかかわらない形での海外移住は、“いい落としどころ”なのかもしれません」(宮内庁関係者)ということのようだ。
司法試験合格は間違いないようだが…
私がこの欄で以前から主張してきたように、このような動きになることを予想して着々と布石を打ってきたのは秋篠宮眞子さん自身だという見方も出てきている。
「眞子さまはかねてから、30才までの結婚を意識されているといいます。
その“デッドライン”は、今年10月の眞子さまのお誕生日。近づいてはいますが、ちょうどその月に結婚を発表できる可能性もある。むしろ“予定通り”というお気持ちなのかもしれません」(皇室関係者=女性セブン)
眞子さんがこの結婚に死ぬほどの覚悟をもって臨んでいることを公表したのは、昨年の11月であった。「お言葉」の中に、
「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」
とある。つまり、小室圭と結婚できなければ生きていく意味がないとまでいい切ったのである。
娘の強い気持ちを知らされて、秋篠宮も母親の紀子さんも「結婚は認める」というしかなかった。この時点で結婚は“必然”になったと、私は思っていた。
唯一の障害は、小室圭が司法試験に合格できるか否かだったのではないだろうか。
NY州の司法試験が7月27日と28日に行われた。合格ラインは400満点中266点と決められていて、例年全体の合格者は70%前後だという。
これまでメディアで報じられてきた小室圭の優秀な学業成績から見て、合格は間違いないようだ。
合格発表は12月だが、小室自身も大丈夫だという確信があるのだろう。就職先も早々に決まり、情報をつかんだNHKがニュースで流したということであろう。
最初の関門は「眞子さまが一般人になること」
では、結婚発表までの流れはどうなるのだろう。
女性セブンの読みが正しいように思う。
「9月11日、紀子さまはお誕生日を迎えられますが、そこで結婚についてなんらかの説明がされるでしょう。その後、10月23日にお誕生日を迎えられるまでに眞子さまは結婚を強行され、11月には秋篠宮さまがすべての経緯を説明され、そこですべての幕引きが図られる。そんなスケジュールになるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
婚約延期当時からこの問題をウォッチし続け、2人の愛は勝つ、間違いなく2人は結婚すると主張し続けてきた私としては、ハッピーエンドを迎えて喜んではいる。
しかし、眞子さんの本当の苦労は、小室圭と結婚してから始まることは間違いない。
まず、最初の関門は「一般人」になることのようだ。
女性セブンの皇室ジャーナリストによれば、ニューヨークへ行くにしても、眞子さんはパスポートを持っていない。これまでは外務省がその都度特別に発行していたので、今回渡米するにしても外務省が関わらざるを得ないという。
「(ニューヨークに住むのなら=筆者注)現地の大使館や領事館は現地の市警に協力を要請する形で眞子さまの生活をフォローすることになるでしょう」
何をやるにしても一般人のようにフラッとニューヨークへ行って、一緒に住み始めるということはできないようだ。
マンハッタンで家を借りれば「月50万円を超す」
さらに、元皇族はテロの対象にもなりかねないから、セキュリティーの厳重な住まいでなくてはいけない。
ニューヨーク州の弁護士で信州大学特任教授の山口真由は週刊新潮でこういっている。
「ニューヨークのトップ法律事務所に就職すれば、1年目から年収2000万円程度にはなりますが、昼夜を問わず馬車馬のように働かされ、都心部に住まざるを得ません。ところが、マンハッタンでまともな部屋を借りるなら家賃は月50万円を超すでしょうから、決して裕福な暮らしとは言えません」
さらにこう付け加える。
「ニューヨークで年収5000万円の人でも、お子さんが二人いると、感覚として収支はトントンだと聞きます。まして眞子さまをお迎えしてセキュリティ面を強化するとなると、相当の出費になるでしょう。秋篠宮さまが最も懸念されているのは“金銭面の見通しはついているのか”という点ではないでしょうか」
冒頭の『愛の讃歌』の歌詞にあるように、眞子さんは「“地位も名誉も、1億5000万円の一時金もいりません。儀式も必要ありません。だから、どうか結婚だけは認めてほしい”というのが、眞子さまのご希望のようでした」(官邸関係者=女性セブン)
小室圭もおカネはいらないといっているようだ。
秘密裏に秋篠宮家から金銭支援があるのではないか
だが、“2人で暮らせるならばなにもいらない”とはいっても、物価高、セキュリティー問題、これまでの借財を考えれば、生半可な額では生活していくことさえ困難になる。
元皇族としての体面を保てるだけの金額、おそらく1億円以上の結婚一時金は、たとえ眞子さんが拒否しても、皇室経済会議は認めるだろうといわれている。
だが、それだけではセキュリティーのいいマンションを購入すればあっという間に消えてしまう。
秘密裏に秋篠宮家から金銭的な支援があると見るのは女性セブンである。
「小室家は今後もそのように、皇室側からサポートを受け続けていくわけです。そんな中で小室さんが“何もいらない”と伝えていることに、政府関係者は白々しさを感じているのが実情です」(官邸関係者)
政府関係者などどう思おうといいが、秋篠宮に見捨てられたら、生活苦のために結婚生活が破綻するかもしれない。
そのためには、秋篠宮夫妻だけではなく皇室全体の関心事になってしまった、母親・佳代と元婚約者との間の金銭トラブルを早急に解決することが絶対条件である。
即刻、小室圭は自ら主体的に動くべきだ。
結婚した後は母親と縁を切ってはどうか
今一つ提案したいのは、結婚した後、小室圭は母親と縁を切ってはどうか。
子どものほうから勘当するのである。一卵性母子のように育ってきた小室圭にそんなことができるはずはないと思うかもしれないが、妻になる眞子さんとの結婚生活を心から大事にしたいと思うのなら、縁切りまで行かなくても、母親とは距離を置くべきである。
家庭の幸せは諸悪の根源といったのは太宰治だが、小室佳代は眞子さんと圭の新婚生活を破壊する根源になりかねない。
ニューヨークで眞子さんと新たな生活を始めたいのなら、それぐらいのケジメをつけなくては、秋篠宮夫妻も2人を金銭的に応援しようとは思わないのではないか。
その母親・佳代だが、週刊新潮によれば、長年勤めている洋菓子店の社長ともトラブルを起こしているというのである。
休職後も出勤してこないので連絡すると…
その店は東急東横線沿線にある老舗だそうだ。店の関係者によると、6月上旬、佳代が職場に診断書を持ってきて、「休ませてください」といったという。
事情を聞いてみると、数日前の夕刻、終業時に更衣室で仕事用の履物から自分の靴に履き替えようとしたところ、姿勢を崩してアキレス腱を痛めてしまったそうだ。だが、
「誰もその時の“事故”を見ておらず、彼女がその日、どうやって帰ったのかもわからない。店としては本人の説明を聞くしかありませんでしたが、診断書を持ってきた時も、足にギブスはしていたものの、普通に歩いていたのです」
ともあれ、6月いっぱいの休職を認めた。だが7月になっても出勤してこないので、社長が佳代に連絡すると、「(自分の)弁護士から連絡がなかったですか?」といってのけたそうである。
社長は「どうして連絡をしてこないのか。本来ならば懲戒解雇になってもおかしくないんだ」と問い詰めた。
すると佳代は、「弁護士さんに相談します」といって電話を切ってしまったそうだ。
その後、佳代は勝手に店の社労士と連絡を取り、労災の申請書類を送りつけてきたというのである。
嫁姑問題に発展すれば幸せな生活にひびが入りかねない
だが、社長は署名をしなかった。店側が敷地内の事故ではないと証明できない限り労災が認められる可能性は高いようだが、社長たちに不信感を抱かせる普段からの言動が彼女にあったから、今回のような騒動に発展したのだろう。
店には以前から、「なぜあんな人を雇っているのか」という抗議の電話があり、中には右翼団体らしきところもあったようだ。
それにもかかわらず、佳代を雇い続けてくれた店側とまでトラブルになってしまっているとしたら、根っからのトラブルメーカーなのかもしれない。
苦難を乗り越え、異国の地で新婚生活を始める2人には、眞子さんの実家との関係修復、金銭的な問題がある。そこに母親が立ち入ってきて嫁姑問題に発展すれば、幸せな生活にひびが入りかねない。
母親・佳代は“敬して遠ざける”のが賢明なやり方である。
小室圭には、弁護士資格を取得しただけで事足れりではなく、これから人間として一段も二段も成長して、秋篠宮眞子さんにふさわしい男になり、円満な夫婦生活を送ることを、日本中が関心を持って見守っていることを忘れないでほしい。
(文中一部敬称略)