道草の記録

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【4大共通ポイントの活用法】“ネット通販が多い人”“買い物は現金派の人”“旅行好きな人”“コンビニ利用の多い人”それぞれに向いているサービス

自分の生活に合うポイントサービスを選ぶことが大切(写真:イメージマート)

自分の生活に合うポイントサービスを選ぶことが大切(写真:イメージマート)

 

 日々の買い物や外食で貯まる各種ポイントサービスも上手に活用するにはどうすべきか。ファイナンシャルプランナー・風呂内亜矢氏が解説する。

 

「使い勝手がよく、貯めやすいのは加盟店の多い『楽天ポイント』『dポイント』『Pontaポイント』『Vポイント(4月22日よりTポイントと統合)』の4大共通ポイントです。

 

よく使うお店やサービスなど、自分の消費傾向を把握し効率的に貯めれば、年間10万円分程度のポイントを獲得することも不可能ではありません」(以下「 」内は風呂内氏)

 

 4大共通ポイントは、100~200円の利用につき1ポイントの付与(還元率0.5~1%)が一般的。貯めたポイントは、所定の有効期限内に等価で支払いに充当できる。

 

「外食が多い人は、ファミレスやファストフードチェーンの加盟店が多い『Vポイント』を、ネット通販をよく利用する人は『楽天ポイント』を利用するとポイントを貯めやすくなるでしょう。また、各ポイントサービスと連携するカードや電子マネーでの決済、ポイントが数倍になるキャンペーンをフル活用することで、還元率が7~15%になることもあります」

 

 各種公共料金や通信費の支払い、ふるさと納税でポイントを貯めるテクニックもある。

Pontaポイントやdポイントと提携するリクルートカードは、年会費無料でポイント還元率が1.2%と高め。

 

仮に年間30万円の公共料金をこのカードで支払うと、1年で3600円分のポイントが付与(Pontaやdポイントに等価交換可能)されます。

月々の固定費をカード払いにするだけでポイントをもらえます。

 

また『楽天ふるさと納税』を利用すれば、返礼品とポイントを両方獲得できます」

 まずは自分に向いているポイントを選んでいこう。

 

タイプ別「ポイントサービス」の活用法

タイプ別「ポイントサービス」の活用法

 

タイプ別「ポイントサービス」の活用法

楽天ポイント楽天グループ)】→ネット通販の利用が多い人向け
楽天市場ではポイントアップキャンペーンを定期的に開催。

買い物でまとまったポイントが貯めやすい。

 

【dポイント(NTTドコモ)】→買い物は「現金払い」という人向け
10万店を超える店舗、サービスで利用可。街ナカでの買い物に強み。

 

Pontaポイント(三菱商事KDDIなど)】→旅行好きな人向け
旅行サイト「じゃらん」利用によるポイント獲得や、貯めたポイントをJALマイルに交換することも可。

 

【Vポイント(三井住友カード)】→コンビニ利用、外食が多い人向け
カードやスマホのタッチ決済を利用すれば、還元率が最大7%になる店舗も。

 

 

【プロフィール】
風呂内亜矢(ふろうち・あや)/1978年生まれ、岡山県出身。ファイナンシャルプランナー。IT企業勤務などを経て、2013年にFPとして独立

 

週刊ポスト2024年5月3・10日号