被害が相次ぐニセ電話詐欺。長崎県内で去年1年間に認知された被害は113件。5年ぶりに100件を超えました。
被害総額は約2億160万円と前年に比べて減ったものの高止まりしています。また、新たな手口が確認されています。
被害が相次ぐニセ電話詐欺。県内でも新たな手口が確認されています。
全国的に被害が相次ぐ「ニセ電話詐欺」。
県警生活安全企画課犯罪抑止対策室の岩本 茜課長補佐は「まさか自分がだまされると思っていなかったという方がほとんど。
知識としては知っていた人が多い」と指摘します。
県警によりますと県内で去年1年間に認知された被害は113件。5年ぶりに100件を超えました。被害総額は約2億160万円と前年に比べて減ったものの高止まりしています。
また、県警は手法が変わりつつあると指摘しています。
(岩本茜課長補佐)「手口別にいうと架空料金請求詐欺が7割程度を占めている。
その中で目立ったのはパソコンにウイルスが感染したとニセの画面を表示させそこに電話すると修理代でお金がかかる。
電子マネーを買ってきて。
番号を教えてといわゆるサポート詐欺が非常に目立っている」
県警によりますと、今年に入り、犯人が顔を画面上に出しながらパソコン操作を指示する大胆不敵な新しい手口も確認されています。画面上に突如出てきたタブ。
それをクリックすると自動的にマイクロソフトの社員を名乗る外国人とビデオ通話状態に。
顔を出すことで信用させてだます手口だということで警察は信用せず切るよう呼びかけます。
これ以上、ニセ電話詐欺の被害を増やさないために。
「電話でお金の話は詐欺」このキーワードを県民一人一人に再認識してほしいと話します。
(岩本茜課長補佐)「電話やメールでお金の話が出たらすぐに払わずに家族や警察に相談をして自分が騙されるかもしれないという危機意識を持つことが被害を防ぐ第一歩少しでも情報を仕入れて防犯意識を防犯のレベルを上げてほしい」
NIB長崎国際テレビ