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【独自】小室圭さん、米大手事務所から断られていた 弁護士が語る“厳しい現実”

「小室圭さんの実力では無理だと思います」

 こう話すのは、全米で「トップ100」と呼ばれる大手弁護士事務所(ビッグロー)のパートナー弁護士のA氏。専門は、海外企業同士のM&Aなど。

米国を拠点に世界を飛び回り、収入も桁違い。

この姿こそ、小室さんが思い描く将来でもあるようだ。

 昨年の秋ごろ、A氏の事務所に、働かせてほしい、と小室さんの「経歴書」のようなレジュメが別の弁護士を通じて届いたという。

小室さんは、ニューヨークなど大都市での弁護士の仕事を探しており、ビッグローか、その下の規模のミッドローでM&Aなどをやりたいという。

 A氏がそのレジュメを見て思ったのが、冒頭の言葉だ。なかでも、A氏が首をかしげたのがニューヨークのフォーダム大ロースクール法科大学院)への留学の部分だ。

 

「疑問なのは、彼がLLM(法学修士)のコースに入ったことです。

しかも1年学んだ後に、JD(法務博士)コースに編入している。

大きな事務所を目指してて、こんな動き方をするなんて聞いたことがない」

 LLMとJDというのは、ロースクールでのコース名だ。

米国の大学には法学部がなく、弁護士を目指す人は、大学卒業後にJDに入る。

ここで3年間学び、事務所に入るのが一般的なパターンだという。

 一方、LLMは、法律の資格を持つ外国人留学生が多いといい、「表現として正しいかわかりませんが、キャリアに“箔(はく)をつける”ようなイメージです」。

 A氏によると、米国で弁護士となるのに重要なのはJDでの1年目だ。

「米国での就職活動は、2年生の終わりの夏休みで終わります。事務所のサマープログラム(インターン)で働き、その後よほどのことがない限り、その事務所からオファーを受けて就職します。

 

どの事務所のプログラムに入れるかは、1年時の成績で決まります。

だから学生の競争も壮絶です。本を隠すなどの足の引っ張り合いもあります。

小室さんはその1年をLLMに入っています」

 

ビッグローのインターンの募集は、ハーバードやエール、コロンビアといった有名大学で公募し、最初の書類選考で成績優秀者に絞り、次の面接で決まる。A氏が言う。

「採用された学生には、1年目から19万数千ドル(2千万円以上)の給与が支払われます。それも5年くらいは半人前で、彼らから利益は出ません。

それでも欲しい人材ということなんです。

だから相当厳選します。

原則でいえば、ビッグローはインターン以外の方法では採用しないです」

 チャンスをつかめる学生は、ほんの一握りだ。

小室さんは、そもそもLLMに入った時点で、希望するビッグローへの道は閉ざされたといっていい。

なぜLLMに入ったのだろうか? A氏が話す。

「こう言っては何ですが、彼の経歴に目を見張るモノはありません。

あるとすれば眞子さまのフィアンセという一点。

それでも奨学金を取得できたり、JDへ編入したり、弁護士が出てきて仕事を探したり。

知恵をつけている人がいるんでしょう」

 では、ビッグローは無理でも、M&Aは他でもできるのだろうか?

「米国には約43万の事務所がありますが、M&Aの70%超は『トップ100』が扱っています。小室さんが弁護士として働くにはM&Aにこだわらないことですね。

民法の弁護士などは圧倒的に多い。日本人も多いです。

もうからないので人気はないのですが」

 そして、こう続けた。

「詳しいことは申し上げられませんが、彼の『経歴書』を見る限り、とても“権威”が好きなんだと思います。

 

M&Aも彼からすれば格好良く見えるんでしょうけど、実際は相当厳しい世界です。パートナー弁護士になるのは10年後くらい。それまで生き残っているのはわずかです。

 

彼がそもそも弁護士という職業に向いているのか……。

野心家だと思うので、ベンチャーのような起業家とかが向いているような気がします」


(本誌・矢崎慶一)