秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんとの結婚において、大きな障壁となっているのが、小室さんの母・佳代さんと元婚約者との金銭トラブル。
4月8日に公表した28枚の文書では、「返済の義務はない」と繰り返した小室さんが、その後、解決金を払うことで事態の進展を望む旨を明かし、さらに佳代さんの長期入院が取り沙汰されるなど、騒動は収まる気配がない。
《現在、佳代さんは体調が悪く、長期間の入院中と伺っております》
小室さんが、母親の佳代さんと元婚約者Aさんとの金銭トラブルに対して「解決金」を渡す意向だと明らかにされたのが4月12日。
それから約2週間後の27日、Aさんが発表したコメントでは、「佳代さんの長期入院」というショッキングな事態が表沙汰になった。
世間からの向かい風に、体調を崩したのか──しかし、小室家の近隣住民は「寝耳に水です」と話す。
「佳代さんは、“健康であるのが取り柄なの”とよく話していたほど元気な人。
この4月に入ってからも、勤務先の洋菓子店に働きに出ていました」
5月3日の夕暮れ時、神奈川・横浜市内の自宅マンション近辺でベージュのロングワンピースに同系色の女優帽を合わせ、グレーのカーディガンを肩がけした佳代さんの姿があった。
両手にスーパーで買ったとおぼしき大量の荷物を抱え、しっかりとした足取りで足早に家路を急ぐ。
誰が、何のために“長期入院”とウソをついたのか──。
秋篠宮家長女の眞子さまのご結婚問題は、4月に入り、新展開を見せている。
4月8日、小室さんは、金銭トラブルについて説明した28枚に及ぶ文書を公表した。
Aさんへ「返済の義務はない」という主張を繰り返したが、その4日後には一転、解決金を渡す意向を表明した。
一方のAさんは小室さんの文書を受け、前述の通りコメントを発表。自らの金銭トラブルが世間を騒がせていることへ謝罪した上で《今後、代理人を通じて解決金についての交渉ができればと考えています》と、事態の解決へ前進したい旨を明かした。
さらに《私はあくまで交渉の相手は小室圭さんではなく小室佳代さんだと思っております》として、佳代さんと話し合いの席につきたいという意向を再度示した。
ある皇室ジャーナリストはこう話す。
「Aさんはトラブル発生当初から一貫して、佳代さんとの直接の話し合いを求めてきましたが、今日まで実現していません。
解決金の交渉は佳代さんの出方次第ですが、今回、Aさんへ長期入院中とウソをついたのだとしたら看過できないことでしょう。
まったく見通しは立っていないというのが現状です」
誰よりも早期解決を望んでいるはずの佳代さんが、なぜAさんとの話し合いに乗り出さないのか。
それについて、「小室家が、“トラブル解決は眞子さま任せ”のスタンスを取っているからではないでしょうか」(皇室関係者)という声がある。
2017年12月の金銭トラブル発覚から3年半近く、小室さんは問題を“放置”してきた。
「トラブル発覚後にもかかわらず、何の説明もないまま留学で渡米。
秋篠宮さまから『国民が納得できる説明をしてほしい』と求められ、翌年1月に『金銭トラブルは解決済み』という趣旨の文書を公表したものの国民の理解は得られず。
その後も何もしない姿勢に、“解決する気はあるのか”と心配されてきました。
そんな状況下で、“無視”を決め込むほど強気な姿勢でいられたのは、眞子さまの後ろ盾があったから。
むしろ、トラブルへの対応はすべて“眞子さまに丸投げ”だったのではないでしょうか」(前出・皇室関係者)
眞子さまの尻に敷かれる小室さん
眞子さまが小室家の金銭トラブルの対処に深くかかわられていることが明らかになったのは、小室さんの文書発表翌日のこと。
秋篠宮家の最側近である皇嗣職大夫が会見で、「眞子さまのご意向が大きかった」と語ったのだ。
「これまでは、“眞子さまは小室さんに利用されている”という声が少なからずありました。
ですが、実状は違った。眞子さまの“積極的な介入”が公になった衝撃は計り知れません。
眞子さまからすればご自身が矢面に立つことで小室さんをかばうお気持ちもあったと思いますが、かえってご自身への批判を招く事態となってしまいました」(宮内庁関係者)
解決金を払うという突然の方針転換も眞子さまの「ご意向」が大きかったはずだ。
宮内庁のトップである西村泰彦宮内庁長官が「(小室さん側からの連絡は)事前にありませんでした。
事後も話を聞いていない」と発言したことから、眞子さまの“独断”だったのではないかという声も上がった。
「解決金について、秋篠宮ご夫妻も発表されるまでご存じなかったのではないでしょうか。
ご夫妻や宮内庁幹部、側近たちにも相談なしに、眞子さまが小室さん親子と直接やり取りをされたとしか思えないのです」(別の皇室ジャーナリスト)
秋篠宮家を古くから知る関係者は「確かに、眞子さまは大変なしっかり者です」と言いながらも、顔を曇らせる。
「一方で、ご自分の意思を曲げない頑固さもお持ちです。
小さなことにも“自分らしさ”にこだわられ、時には周囲からの提案をはね返し、ご自分の意見を通される強さもお持ちです」
そうした強さは、小室さんにも発揮されてきたという。
「眞子さまは普段から小室さんをリードされることが多いようです。
“圭、わかった?”“ちゃんとしてね”と声をかけられることもあるそうです。
対して、小室さんはそんな眞子さまに引っ張られる面がある。
婚約内定会見では堂々と話した印象が残っていますが、それも眞子さまの“ご指導”があったからでしょう」(別の宮内庁関係者)
小室家に近い関係者が口を揃えるのは、「圭くんは口ベタで従順。
母親の佳代さんがよどみなく話すのを、隣でうなずいて聞いている場面が多い」ということだ。
前出の別の宮内庁関係者が続ける。
「小室さんにとっては、自分をリードしてくれる相手が、母親から眞子さまに代わったということかもしれません。
案外、眞子さまが小室さんを尻に敷かれ、金銭トラブルの解決方針もそうですが、舵を取られている関係なのでしょう」
眞子さまと小室さんが、国民に祝福される日はくるのだろうか。
※女性セブン2021年5月20・27日号