道草の記録

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小室さん親子のズレた金銭感覚 母は婚約者にメールで「トイレットペーパー買って」



成人を迎えた小室さんが、帝国ホテルで記念撮影に臨んだ様子

成人を迎えた小室さんが、帝国ホテルで記念撮影に臨んだ様子


「おつきあいは、遠慮したい」

 宮内庁に長くいた人物によれば、旧皇族、そして旧華族があつまる霞会館からは、そうした声がささやかれ続けているという。

声は、小室圭さんとその母親に対して向けられたものだ。

 秋篠宮家の長女、眞子さまと婚約が内定している小室さんは、母の佳代さんの元婚約者と小室家との金銭トラブルについて28枚に及ぶ「反論文書」を出した。だが、小室家のためにお金を出した元婚約者に対する誠意や感謝の見られない内容に対して、世間の批判はより一層強くなっている。

 ふたりが結婚すれば、小室さんは「内親王の夫」に加え、将来の天皇の義兄になる。

 皇室と元・旧皇族でつくる菊栄親睦会。上皇ご夫妻と天皇、皇后両陛下と愛子さまら名誉会員、皇族や元皇族から成る会員、

その家族や親族ら準会員で構成される組織だ。

眞子さまと小室さんは会員、母の佳代さんも準会員として交流の輪に加わることになる。 

 先の人物がこう話す。

「皆さまが、おつきあいは……と口にするのは、家柄や資産の優劣ではないことは、十分におわかりでしょう」

 世論も同じだろう。国の象徴であり、国民統合の象徴である天皇

その天皇の縁戚となるにふさわしい常識と感覚、品位を備えたご家族なのか、という点に国民が納得しないからだろう。

 元婚約者との金銭問題だけではない。母の佳代さんが元婚約者に、メールで「指南」した「遺族年金」の問題や、元婚約者と他のやり取りからも、違和感はにじむ。

 小室さんは、「文書」のなかで、高級志向の元婚約者の要求に負担を感じるようになった小室家というストーリーを書いている。当時のやり取りはどうだったのか。

 小室さんの母、佳代さんと男性が婚約をしたのは、2010年9月だ。

 小室さんが文書で訴えたのは、元婚約者は、お互いの友人を呼んでクルージング婚約パーティーを提案したが、母の佳代さんは、豪華なパーティーを開くことよりも他の使い道を考えた方がよい、と提案した、という内容だ。

 

これだけを目にすれば、贅沢を好む元婚約者に、堅実な人生設計を望む小室家というイメージが浮かぶ。
 一方、記者が元婚約者に取材した当時の資料を読み返すと、また違うストーリーが浮かびあがる。

 

このとき、佳代さんが元婚約者に送ったのは、次のメールだった。
<クルージングパーティ調べて頂き有難うございます。50万円とは‥大金ですね。

友人達へのお披露目に使うか、私達onlyのアニバーサリーに使うか悩むところですが‥ふたりでフランスでひっそりあげるのもいいかもです>

 また、小室さんは文書で、元婚約者が食事に連れて行く店は金額が高く、応分の負担を求められる母は、困難を感じ始めた、と書いてあった。
  果たして、元婚約者の男性は、経済的に余裕のない親子を高級店に連れ回していたのだろうか。

 婚約の翌10月は、小室さんの誕生日というイベントがあった。

佳代さんは、元婚約者にこんなメールを送っている。

<さて、圭は明日19歳のバースデーを迎えます 今年は圭の大好きな恵比寿ウェスティンH○○○(※)でお祝いdinnerしたく思いますが如何でしょうか? 少しリッチな誕生日会食となると思われ、ご負担をお掛けしスミマセン><

パピーのご都合次第で早速予約を入れるつもりです>
 
 この高級中華料理店のメニューを見ると、最も安いコースで一人1万2千円から、とある。

息子の誕生日を祝うために、息子が大好きな高級レストランでのお祝いを提案する母親。

小室さんに対する、佳代さんの愛情が伝わる内容だ。

 そして、小室さんが、大学の学費は、すべて自分の貯金と奨学金で賄ったと説明している通り、小室家の家計管理は、堅実だ。        

 婚約前の8月。すでに、家族のような親しさがにじむメールを、元婚約者の男性へ送っている。

<‥又又面目ないですが
 トイレットペーパーがキレてしまいました。もし購入して頂けたら幸いです>

 そして2か月後、クリスマスを一週間後にひかえた夜、元婚約者男性は、佳代さんからこんなメールを受け取った。

<仕事帰りに食料品を買い込み、薬局でトイレットペーパー等も買ったら凄い荷物になってしまいました タクシーで帰宅したのですが‥次回そのような時は、(車マーク)助けて頂いてよいですか?

><図々しいでしょうか?

でも700円が勿体なくて 10回利用したら7000円 一緒にフレンチ頂けます>

 もちろん、4月8日に小室さんが公表したのは、小室家から見た真実だ。双方それぞれ主張があり、どちらか一方が正義とは限らない。

 だが、小室さんの文書を読んで、「理解した」と口を開いたのは、眞子さま宮内庁長官らと、あと誰であったのだろうか。

 

(AERAdot.編集部 永井貴子)