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100歳以上の日本人に「B型」が多い不思議 血液型による寿命の違いの背景に「免疫」か

血液型と寿命に関する研究報告も(イメージ)

血液型と寿命に関する研究報告も(イメージ)

 

 人が生まれながらにして“分類”される血液型。そこに寿命とのかかわりが指摘されている。

 

 2007年に発表された厚労省補助金事業「健康長寿に関する要因の研究」のなかで、〈血液型と長寿との関連性について〉という報告があり、そこでは日本人で最も長生きする確率が高いのはB型とされた。

 

慶應大の研究者らが東京在住の百寿者(平均年齢101.2プラスマイナス1.8歳)269人と、東京在住の対象群7153人を比較したところ、百寿者ではB型の割合が高かったのだという。

 

 日本人の血液型は、多い順にA型4割、O型3割、B型2割、AB型1割とされる。

それが、右の研究では、百寿者はA型34.2%、B型29.4%、O型28.3%、AB型8.2%という結果になった。

百寿者はB型の割合が10ポイントも多い。医療経済ジャーナリストの室井一辰氏が言う。

 

 

「百寿者にB型が多い理由としては、報告書が分析する通り、病気と血液型の関係が考えられます。

A型は細菌感染、O型はウイルス感染しやすく、病気もがんや血栓性疾患はA型、自己免疫疾患や出血性疾患はO型に多い。

一方、B型はそれらの病気になりにくく、長寿になった可能性があります」

 

 血液型による寿命の違いをもたらすのは、「免疫」の違いだという。

「そもそもABO式の血液型は免疫反応を引き起こす抗原の種類で分類されています。免疫力は病気と密接な関係であることから、結果的に寿命と関連していることに不思議はありません」(同前)

 

 

 一方、米国では日本と違った結果が出ている。1999年に米国で出版された『The Answer is in Your Bloodtype』によると、5000人の米国人を調査した結果、血液型別の平均寿命は、O型が86.7歳、B型が78.2歳、AB型が69.5歳、A型が61.6歳だった。

 

 A型が最も短命という結果なのである。同書では、A型は肉類を消化しにくく脂肪として体内に蓄積するため、肉食中心の米国では短命になっていると考察している。

 血液型は変えられないが、特性に応じた生活習慣を心がける価値はある。

 

週刊ポスト2023年1月13・20日

 

 

 

 

料理好き男性が「腕前が25%上がった!」と歓喜する100均アイテム「ニンニクつぶし」のすごい実力

ずっしりした重みで、固いニンニクでも潰せる「ニンニクつぶし」が大活躍
ずっしりした重みで、固いニンニクでも潰せる「ニンニクつぶし」が大活躍

 料理をするうえで様々な便利グッズがあるが、料理好きの人たちが実際に使ってみて「これはすごい!」と思ったものにはどんなものがあるのだろうか。

 

料理するのが大好きだというネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、「今年見つけた中で一番のヒット商品!」と絶賛するのは、いわゆる「100円ショップ」ダイソーで見つけた「ニンニクつぶし」だ。中川氏が実際に同商品を使ってみて感じたその実力をリポートする。

 * * *


 ダイソーといえば、税抜き100円の商品が定番ですが、これは300円(税込み330円)。

一瞬「高い!」と感じるかもしれませんが、手に持った時のズッシリと重いこの感覚、300円でも十分安いと思わせてくれます。

 

元々ラーメン屋へ行くとこの手のニンニクつぶし機は置いてあるのですが、前の人が残したニンニクが残っていたりしてあまり使っていませんでした。ただ、それを見る度に「多分、これは家庭にあったら、すごくいい道具だろうな」という感触はありました。

 

 というわけで、ダイソーへ行ったとある日、これを発見。私自身、料理をすることが楽しくて仕方がない。タイ料理やら中華料理、イタリア風の煮込み料理を作ることも多いため、ニンニクはよく使います。

 

 普段はニンニクを一粒ずつはがし、包丁の面で潰し、それをみじん切りにします。或いは、ペペロンチーノを作る時は、輪切りにします。もちろんそれぞれ十分おいしいのですが、ニンニクのあの独特なニオイと刺激を味わうにはやはり完全に潰した方がおいしくなると感じています。

 かつてニンニクは「お前餃子食べたな、あっち行け!」などと言われるくらいクサい食材の代名詞でしたが、最近のニンニクはそこまでクサくありません。だから、潰しても「風味」は残りつつも、悪臭はつかないものです。

 

アクアパッツァで大活躍!

手軽にニンニクがつぶせて気持ちいい
手軽にニンニクがつぶせて気持ちいい

 そういったことを考えている中で見つけたダイソーの「ニンニクつぶし」。いやぁ、これは本当に使い勝手がいいです。

何しろ、重さがズッシリとしていて、固いニンニクであろうとも容赦なく小さな粒状に潰してくれる。

 

大き目のニンニクの粒であれば、半分に割ってそれを2段重ねにしてハンドルを押せばニュルニュルとニンニクが出てくる。

これまで以上にウマく感じるアクアパッツァ
これまで以上にウマく感じるアクアパッツァ

 あとはコレを料理にぶち込むだけです。ニンニクが飛び出た部分を包丁でこそげ落とし、つぶし機の中のニンニクを取り出せば、すぐに水道で洗え、キレイになります。

 

元々チューブ状のニンニクを買うことはあったのですが、これがあればもうチューブは不要と考えるほどです。私がニンニクをよく使う料理といえば、パスタ、カレー、アクアパッツァなど多数ありますが、特にアクアパッツァではこのニンニクつぶしを重宝しています。

 

 アクアパッツァは魚とアサリとプチトマトをニンニクとオリーブ油で煮込むイタリア料理です。私はこの料理の決め手はニンニクだと思っており、これまでみじん切りで作ってきたのですが、これを使ったらこれまで以上にウマく感じる!

海鮮焼きそばを作る際にも大活躍
海鮮焼きそばを作る際にも大活躍

 さらに、回鍋肉や海鮮焼きそば等でもこの商品は役立ってくれます。あぁ、もっと早い時期にこの商品と出会っていれば……と思うも、今満足しているからオッケーです。これからも便利調理道具をダイソーで探してみようかな、と思ってます。

 

 もう、チューブ状のニンニクを買う必要がなくなるほどこのニンニクつぶし、重宝しています。まさに「料理の腕が25%上がった!」と思えるほどです。

 

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。

その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『よくも言ってくれたよな』(新潮新書)。

 

 

 

 

 

令和の年金大改悪を徹底解剖【2】「厚生年金75歳まで加入」で長生きしなければ元を取れない時代に

75歳まで年金保険料を払い続けることになる可能性も(イメージ)
75歳まで年金保険料を払い続けることになる可能性も(イメージ)

 2024年度に迫る年金改悪の全貌が見えつつある。10月25日、社会保障審議会年金部会で、5年に一度行われる年金制度の改正の議論が行なわれた。

 

改正案の内容を「年金博士」として知られる社会保険労務士の北村庄吾氏が全3回にわたって解説してくれた。

第2回のテーマは「厚生年金の加入年齢が75歳まで延長される」ことの影響についてだ。【全3回の第2回。】

 * * *
 会社勤めの方が加入する厚生年金。現在、加入期間は「70歳まで」となっていますが、政府はこれを「75歳まで」とする方向で検討を進めています。

 

 実は、これまでも厚生年金の加入期間は改正され続けてきました。

1961年(昭和36年)から1986年(昭和61年)3月31日までの「旧法時代」と呼ばれる頃は、厚生年金は「終身加入」制度でした。

 

もっとも、男性は55歳定年、女性は50歳定年の時代でしたので、終身加入といっても実質的には男性は55歳、女性は50歳までの加入がほとんどでした。

 

 その後、1986年4月に改正され、加入期間は「65歳まで」、2002年(平成14年)4月からは「70歳まで」が加入期間となり、現在に至ります。

次の改正で、それがさらに5年延びて「75歳まで」加入になる可能性が出てきました。

 

 布石として、2022年4月から“働きながら年金が増える仕組み”がスタートしています。

 

現在の年金受給開始年齢は65歳。その65歳以降も働く場合、給料に応じて一定の金額が減らされるものの年金を受給できる「在職老齢年金」という制度があります。

 

その年金額が、65歳以降も働いて払った保険料に応じて1年ごとにプラスされていく仕組みになりました。これは「在職定時改定」制度と呼ばれています。それまでは、仮に70歳まで働いたとすると65歳から70歳までの5年分がまとめて70歳の時にプラスされる仕組みでした。

 

 同様の考え方でいくと、厚生年金の加入が「75歳まで」に改正されれば、70歳以降も毎年年金額がプラスされることになりそうです。

「在職定時改定」で毎年年金が増える
「在職定時改定」で毎年年金が増える

 とはいえ、それは本当にいいことなのでしょうか。例として、70歳で月30万円の給料で働くケースを考えてみましょう。

厚生年金保険料の自己負担分は月に約2.7万円、年間で約32万円となります。

 

対して、払った保険料に応じて71歳からの年金でプラスされるのは年額約2万円です。つまり元を取るためには16年間、年金を受け取らなければなりません。

 

 

 これを75歳まで続けた場合、最終的に元を取るには91歳まで生きなければならないことになります。長生きできるかどうかは誰にもわかりませんし、そもそも「将来年間2万円増えるよりも、元気なうちに(保険料で取られる)32万円が欲しい」と思う方もいるのではないでしょうか。

 

 一般的に70歳以降も働いている方は会社の役員クラスの方が多いように思います。つまり給料も多いので、政府は彼らからガッポリ保険料を徴収しようという意図なのか、この仕組みを導入することで受給開始年齢を70歳、あるいは75歳まで引き上げようとしているのかもしれません。

 

 健康で生きがいを持って、生涯働けるということはこれからの時代、必要なことです。しかし、年金制度をここまでコロコロ変えていっていいのか、私は疑問に感じています。

(第3回に続く。)

 

 

【プロフィール】北村庄吾(きたむら・しょうご)/1961年生まれ、熊本県出身。中央大学卒業。社会保険労務士行政書士ファイナンシャルプランナー。ブレイン社会保険労務士法人 代表社員YouTube「年金博士・北村庄吾の年金チャンネル」で、「年金! 天国と地獄」(https://youtu.be/LCB0SaH_eTo)を配信中。

 

 

 

小室圭さん 恩人集うパーティ欠席の陰に元職場との因縁…繁忙期でも残業せず周囲からは低評価

「小室さんにとってもメリットがあるパーティなのに、欠席したのは意外でした」


そう語るのはNY在住の日本人ジャーナリスト。


現地時間’22年12月12日に、日系人会創設115周年記念晩餐会がNYで開催されたが、パーティ会場に小室さんが姿を現すことはなかった。


前出の日本人ジャーナリストが続ける。


「今回の晩餐会には小室さんにとって“恩人”ともいえる人たちが出席していました。

総領事館が小室夫妻のNYでの生活をサポートしていますが、そのトップである森美樹夫総領事が祝辞を述べています。

また晩餐会の主催委員会のメンバーを務めていたのは弁護士のゲイリー森脇氏です」


ゲイリー森脇氏はNY日系人会の会長を何度も務めたことがある有力者。法律事務所「ウィンデルス・マークス(以下WM)」の共同経営者で、小室さんは’20年夏にWMでインターンをしていた。


「ゲイリー氏は小室さんの法曹界での後見人とも目されています。

さらに今回の晩餐会ではゲイリー氏に『コミュニティリーダーシップ賞』という賞も授与されました。

小室さんにとっては“恩人の晴れ舞台”だったわけですが……」(前出・日本人ジャーナリスト)


またNYの法曹関係者もこう語る。


「小室さんは現在の勤務先『ローウェンスタイン・サンドラー』から、破格の好待遇を受けています。

それは2回も司法試験に落ちても解雇されなかったことから見ても明らかです。

“日本のプリンセスの夫”という知名度を使って、日系企業を中心に多くの顧客を獲得してくれるだろうという期待もあったのでしょう。

顧客獲得のためにも晩餐会に参加すべきだったと思います」


恩人への義理立てに顧客獲得といった明確なメリットがあるにもかかわらず、なぜ小室さんは晩餐会を“ブッチした”のだろうか? NY在住の旧財閥系企業関係者は、


「小室さんの経歴を鑑みれば、欠席も当然かと思います。

日系人会のパーティやボランティア活動を長年支援しているのは三菱UFJ銀行なのです。

2カ月前から今回の晩餐会で同銀行が表彰されることもアナウンスされていました。

当夜も同銀行の関係者が多数出席していたようです」

確かにかつて小室さんは三菱UFJ銀行(当時の呼称は三菱東京UFJ銀行)に勤務していた。

同銀行のベテラン行員は、元職場と小室さんの“因縁”について語ってくれた。


「小室さんはウチに’14年から’16年まで勤務していました。

山手線の内側の支社・支店はエリートコースとされており、高学歴行員ばかりで、語学に堪能な者も珍しくありません。

なかでも彼が勤務していた丸の内支店には、有名企業幹部の子供なども多いのです。

ただ当時の小室さんは新人にもかかわらず“絶対に定時で上がる男”として有名でした。

繁忙期でも、同僚が残業中でも、まったく気にしないで帰るのです。


残業をしない理由を聞いても、『英語のレッスンがあるので』と言うばかり。

さすがに上司が、『君がやらない仕事は、誰かがやることになるのだよ』と諭したそうですが、『そうなんですか、お疲れさまです!』と、帰宅して周囲を驚かせたそうです」


小室さんは国際基督教大学在学中に眞子さんにプロポーズしており、英語のレッスンは将来の2人での海外移住を見すえてのことだったのだろうか。


好きな言葉は「Let it be(あるがままに)」だという小室さんにとって、いくらエリートコースでも同銀行の社風は合わなかったのか。

だが当時の先輩によれば、小室さんは職場に対して“なじめない”以上の強い感情を抱いていたという。


■自分の評判のことを気にしていた小室さん

「彼は新人のころから、“個性的な青年”と見られていました。

小室君のセクションの上司が、彼のことを聞かれたとき、『言ったことをやらないんだよね。ぼーっとしていて、いい印象はないな』と断言したことは印象に残っています。

そんな上司の発言の後、たまたま私と小室君が2人きりで話す機会があったのです。


彼も自分の評判が芳しくないことを少し気にしていた様子だったので、励ますつもりもあって、私はこんなことを言いました。

『君の評判がよくないのは、上司や同僚たちの“やっかみ”もあるかもしれないよ。彼らは君ほど英語が上手じゃないだろうしね』

すると彼は納得したように『なるほど、やっかみですか!』と、しきりにうなずいていたので逆に驚きました。

冗談のつもりで『英語力を生かせる仕事に転職する選択もあるよね』とも言ったのですが、そのあとすぐに銀行を辞めてしまったのです」(職場の元先輩)


“自分をやっかむ上司や同僚は許せない”、そんな遺恨は深く、小室さんは6年以上たっても忘れていなかったのだろう。

’23年1月に弁護士資格を取得するとみられている小室さん。

「Let it be」を貫き続ける彼は、どんな弁護士になるのか。

 

 

 

 

眞子さん、極秘通院を支える2人の日本人女医 佳代さんは「お金がなくて」が口癖

午前9時過ぎ、ニューヨーク・マンハッタンの中心地区で非常事態が発生した。消防車がけたたましいサイレンを響かせながら、クリスマスの飾り付けで華やぐ12月中旬の街並みを疾走し、現場の高級マンションに急ぐ。

 

火事だ。10名ほどの消防士が我先にと建物の中へ消えていくと同時に、鳴り響く非常ベルに驚いた住人たちが、着の身着のままで飛び出してくる。

近頃はメンタルの波が激しいという(写真は昨年末)

近頃はメンタルの波が激しいという(写真は昨年末)© NEWSポストセブン 提供

 

 30分ほど経過しただろうか。大事に至ることなく無事に鎮火され、消防士はホッとした表情を見せた。幸いボヤで済んだものの、もしも大惨事となっていたら、住人だけでなく日本中が言葉を失っただろう。現場マンションは小室圭さんと眞子さんの自宅でもあるからだ──。

 

 

 小室さん夫婦がニューヨークで暮らして1年が経った。当初こそ、スーパーマーケットで買い物を楽しむ眞子さんや、仲睦まじく手をつないで散歩をするふたりの姿が頻繁に目撃されたものだが、最近は影を潜めているようだ。

 

近所の行きつけのベーカリーの店員も「前はよく来ていたけれど、かれこれ1か月以上見ていない」と話す。在米の日系メディア関係者の話。

 

「最近、小室さんが法律事務所に出勤しているかどうかは疑わしいです。

以前はだいたい決まった時間に歩いて職場に向かっていたのをよく見かけたけれど、最近はその様子すらない。引っ越したのではないかと噂が立ったほどです」

 

 生活が様変わりした理由の1つには、ニューヨーク州司法試験合格が挙げられるだろう。

小室さんは、法務助手を卒業し、早ければ年明けにも弁護士として働く見込みだ。

 

「出社するかリモートで勤務するかは、基本的に個人の裁量です。対面ミーティングなどで出社する必要がないスタッフは、自宅で作業をすることも多いですね。

そもそも12月頭から休暇に入っているスタッフも一定数いて、なかには新年まで休む人もいます」(小室さんの勤務先関係者)

 

 もう1つの理由は眞子さんの体調面にありそうだ。

「聞いたところによると、近頃の眞子さんは気持ちの浮き沈みが激しい様子だといいます。

渡米前から複雑性PTSDを患っていると公表していましたからね……。

 

小室さんは妻につきっきりでいるために、出勤日数をセーブしているとも聞きました。

眞子さんの外出機会はめっきり減り、スーパーなどへの買い出しは、デリバリーを頼っているとか。

ただし、内密にメンタルケアと妊娠のための通院はしているそうですよ」(在米ジャーナリスト)

 

 眞子さんは人一倍芯が強く、一度決めたことは最後まで貫き通すことで知られる。

“完璧主義”ともとれる彼女の降嫁後の生活はかねて心配されてきた。

 

「皇室では職員が身の回りのお世話をしていましたから、眞子さんにとって家事や家計管理は初めての体験でしょう。

加えて妊活ともなると、パンクしてしまうのではないかと……」(宮内庁関係者)

 

 そうした事態を憂慮してか、現在も在ニューヨーク日本国総領事館には秋篠宮さまと昵懇の総領事が着任し “小室家担当”のスタッフが配置されているという。

 

「眞子さんは相談先として総領事館を頼りにしています。妊活や病院のことも密に連絡を取り合っているでしょうね」(前出・在米ジャーナリスト)

 

 皇室にいた頃の眞子さんは、東京の「セレブ産院御三家」の1つである愛育病院(東京・港区)にかかることが多かった。

紀子さま悠仁さまを出産されたこともあり、秋篠宮家と同院の縁は深い。なかでも特筆すべきは、悠仁さまの出産チームの一員で、現在は名誉院長の産婦人科医・安達知子氏と眞子さんとの関係だ。

 

「安達氏は2022年の春以降に極秘渡米し、眞子さんに接触して妊娠や出産に関するアドバイスを授けたそうです。旧知の同性同士、相談しやすい面もあったのでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 とはいえ安達氏の拠点は東京であり、日常的に眞子さんに寄り添うのは難しい。そこで浮上したのが、2人の日本人女性医師だという。

VIP対応も不妊治療も

 アメリカの出産事情に詳しい産婦人科医によれば、「ニューヨークにいる日本人の産婦人科医は数えるほど」だという。まして女性にしぼるとなればその数はごく限られる。

 

眞子さんの妊活のサポート役として浮上した2人の日本人女性医師のA氏とB氏は、ともに婦人科医で、眞子さんが現在通っている総合病院と深いつながりがある。

 

 この病院は、アメリカ屈指の名門大学の医学部傘下にある。大学の卒業生にはフランクリン・ルーズベルト元大統領やオバマ元大統領など錚々たる人物が名を連ね、また、メトロポリタン美術館での眞子さんの活動をサポートする人物も同学のOBだ。

眞子さんとそれほど年の離れていないA氏だが、これまで日本人VIPの出産に数多くかかわった経験を持つ。

 

「有名どころで言えば、甲子園大会で一躍有名になり、プロ野球を経て大リーグで活躍した有名野球選手の妻の出産を担当したそうです。日本人がニューヨークで、日本人女性医師のもとで出産したいと希望すれば、まず彼女に行きあたるでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 数年前、彼女のもとで出産を経験した、30代の日本人女性は太鼓判を押す。

 

「A先生には本当にお世話になりました。アメリカの医師は、訴訟リスクを避けるために、ネガティブな兆候があると大げさに表現するので、不安ばかりになってしまって。

 

でもA先生の口癖は“大丈夫、大丈夫”なんです。私は妊娠中期に切迫流産の不安を抱えていたのですが、いつも親身に相談に乗ってくれて、前向きに励ましてくれました」

 

 また、A氏は、医師としての高い能力だけではなく、人としての魅力にもあふれているという声も聞こえてくる。

 

「積極的に講演活動を行ったり、スポーツをしたりと、非常にアクティブな人物です」(前出・在米ジャーナリスト)

 

 A氏が産科関連のスペシャリストである一方、ベテランのB氏は不妊治療の分野に精通する。B氏は前述の大学で医学を学んだ経験があり、現在はニューヨークにクリニックを構える開業医だ。

 

「ニューヨークの日本人女性医師で、不妊治療といえばB先生でしょう。

不妊治療となると、より込み入った話をする必要があるので、日本人の方だと安心できますよね。

 

彼女のクリニックには、世界でもトップクラスといわれているハーバード大学医学大学院を卒業した不妊治療の専門スタッフもいますから、技術の面でもこれ以上のクリニックはないでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 

 前出の30代日本人女性も続ける。

「有名な先生なので、私も彼女のことを知っています。

不妊治療を考えたときに、まず彼女が頭に浮かぶ日本人は多いんじゃないかな」

 

 妊娠・出産に関しては、不測の事態が訪れる可能性も大いにある。

A氏やB氏のような日本人女性医師のサポート体制が整う病院に通っていれば、これほど心強いことはないだろう。

 

 実は、日本とアメリカでは、出産に際して決定的な相違点があるという。前出のアメリカの出産事情に詳しい産婦人科医が解説する。

 

アメリカでは妊娠初期から出産まで同じ病院にかかることはほとんどなく、妊娠中は小さなクリニックへ通い、陣痛が始まると、クリニックの主治医が提携する大病院で出産に臨む。つまり、日本のように『産婦人科』が一体の病院が少ないのです」

 

 ところが、通院する眞子さんの姿や、病院付近にいる小室さん夫婦の姿が目撃されてきた病院は、産婦人科の入っている「総合病院」である。

 

アメリカでは妊娠中から出産までのサポートが完備されている病院は珍しいです。

彼女は元皇族ですから、いざ出産となればVIP向けの個室を使うことになるでしょう。

 

この総合病院の特長はきめ細やかなメンタルケアでもあり、安心材料がそろいます。異国の地での初めての妊娠・出産も、このセレブ総合病院でなら安心でしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

最近の口癖は「お金がなくて……」

 眞子さんの妊娠を楽しみにしているのが、小室さんの母・佳代さんだ。

 

「佳代さんは『お嫁さんに会いたい』とよくこぼしているんです。

妊活に臨む眞子さんの体調を心配しているのでしょうね」(小室家の知人)

 

 佳代さんは現在仕事をしていないようで、周囲には「お金がなくて困る……」といった悩みを語っているという。

ただ、息子夫婦の子が生まれることを思えば、さほどつらくないのではないか。

 

「最近の彼女は“ふたりが海外で頑張っているんだから私もがまんしないと”と考えているようで、忍耐強く節約生活をしているようですよ。

『お金がなくて』という口癖も、どこか前向きに聞こえます」(前出・小室家の知人)

 

 妊活が実を結び、眞子さんが無事出産をしたあかつきには、総領事館のサポートだけでは早晩、限界を迎えるだろう。

本来ならば、プライベートで四六時中頼れる親族が近くにいれば心強いのだろうが、秋篠宮ご夫妻を頼るのは現実的ではない。

 

「そもそも、眞子さんが秋篠宮ご夫妻を拒絶している状態は続いているといいます。

 

仮に眞子さんがそう望んだとしても、皇族が海外へ行くのは大がかりな調整が必要なため、そう簡単なことでない」(前出・宮内庁関係者)

 

 それゆえ、眞子さんが頼れる親族は「義理の母」である。

 

「そのときがきたら、佳代さんは迷うことなく渡米するでしょう。

憧れのニューヨークで孫と対面し、息子夫婦のサポートをするのが楽しみで仕方ないのではないでしょうか」(前出・小室家の知人)

 

 妊娠・出産には多くの困難が伴う。

その前に“ボヤ騒ぎ”が発生しないことを祈るばかりだ。

 

※女性セブン2023年1月5・12日号

 

 

 

進む年金改革議論 保険料100万円負担増で現役世代は人生設計の大幅見直しを迫られる

年金保険料の負担増が現役世代を直撃する(時事通信フォト) 

 

 政府が年金保険料の負担増に動き出した。社会保障審議会年金部会などで議論がスタートしたのが、自営業者らが加入する国民年金の納付期間を現行の「60歳まで」から「65歳まで」へと5年延長する案だ。

 

2023年以降に議論を詰め、2024年に控える5年に一度の年金財政検証で具体化させていくとみられている。“年金博士”こと社会保険労務士の北村庄吾氏が解説する。

 

「2004年の年金改正で導入されたのが、少しずつ年金支給額を目減りさせていく“マクロ経済スライド”という制度です。国民年金の保険料納付期間を5年間延ばすと、それにより将来の年金受給額は増えることになるので、マクロ経済スライドで目減りした分を補填できていいだろう、というのが政府側の理屈なのでしょう」

 

 ただ、2022年の国民年金保険料は月額1万6590円。その納付期間が5年間延長されるとなると、約100万円の負担増になる。

 

「現行制度に沿って考えると、5年間保険料を払うことで将来の年金額は年10万円程度増えると考えられ、10年ほどで元が取れる計算にはなります。ただし、マクロ経済スライドで受給額は減らされていくし、物価や賃金が上昇すれば保険料額が上がっていくので、厳しい制度変更にはなる。

 

 それなりの移行期間が設けられると考えられますが、40代や50代前半の自営業者への影響は大きいでしょう。また、会社員だった人も60歳で退職した場合は、これまで払う必要のなかった国民年金保険料を5年間払う必要が出てくる。

 

さらに、妻が専業主婦の場合、保険料を払わずに国民年金の加入期間としてカウントされる第3号被保険者から外れるため、同い年の夫婦なら60~65歳で2人分の約200万円の保険料負担増となるのです」(北村氏)

 

 また、来る年金改正ではサラリーマンが加入する厚生年金についても、これまでの70歳という加入年齢上限が75歳に引き上げられる可能性がある。

 

こちらは、生涯現役を目指す高齢会社員の給料から保険料を5年長く天引きしようという話だ。

 

 さらには会社員の妻が一定以下の収入などの場合に該当した第3号被保険者についても、縮小が議論されている。

 

 年金財政が逼迫するなかで、幅広い年代の負担を増やしていこうとする政府の意図が鮮明になってきた。

 

「とりわけ深刻な問題に直面するのは、まだ年金受給が始まっていない現役世代になります。人生設計の大幅な見直しを迫られることでしょう。60歳で引退なんてとんでもないことで、65歳、70歳まで働くことを前提に、今からライフプランを組み立てていくことが求められます」(北村氏)

 年金保険料負担増はもう避けられそうにない。今のうちから老後資金の備えを考えておきたい。

 

週刊ポスト2022年12月23日号

 

 

 

小室さん夫妻は意識していたのか NY州弁護士の先輩「雅子さまの義弟」の存在

NYの地、マスクを取ってすっきりな笑顔

NY州弁護士には雅子さまの義弟もいる(写真は2021年)

 

 小室さん夫婦は結婚会見で「応援してくださった方への感謝」を繰り返し口にした。眞子さんの言葉を借りれば、「自分たちの心に忠実に進んで」いくためには、多方面の支援者が不可欠なのだろう。小室さんが弁護士になろうといういま、小室さん夫婦が近づいているのは──。

 徹底されたおこもり生活から一転、2022年はご想像以上にアクティブな1年ではなかったか。

 

雅子さまは9月、エリザベス女王国葬参列のために渡英されたのを皮切りに、宿泊を伴う地方公務も再開され、沖縄や兵庫の地方行幸啓に臨まれた。

 

雅子さまは体調の波をコントロールする術をつかまれたように見えます。お出ましの際にも笑顔が多く、絶好調ではないかと思える日もありました。令和も5年になろうとしています。皇后としての自信を、日々深められているのでしょう」(宮内庁関係者)

 

 雅子さまは12月9日に59才のお誕生日を迎えられた。2004年から療養中の身とはいえ、国民がますますのご活躍に期待するのは自明だろう。一方で、雅子さまの周囲をめぐって不穏な動きがあるという。在米ジャーナリストが打ち明ける。

 

「ニューヨークで暮らす小室圭さん・眞子さん夫婦が、雅子さまの“大切な人脈”に近づいていて、ともすれば利用しようという動きをしているようなのです」

 

 雅子さまのお誕生日から遡ること9日、11月30日に57才になられた秋篠宮さまのお誕生日に際する会見の様子が公開された。眞子さんについて問われた秋篠宮さまは、次のように回答された。

 

《長女のことですけれども、これは本人が近況などについての自分のことについては話をするのは控えてほしいということを申しているようですので、私もここではお話を控えることにいたします》

 

 父娘の断絶を感じさせる、事実上のゼロ回答である。秋篠宮さまに対してにべもない態度の眞子さんだが、ニューヨーク生活はますます充実するに違いない。

10月、小室さんが米ニューヨーク州司法試験に合格を果たし、弁護士として経済的基盤の安定を得るめどが立ったからだ。

 

 2021年7月の初回受験から、2度の挑戦を経て勝ち取った合格。しかし、「職業に尊いも卑しいもない」という信念を持たれている秋篠宮さまは、ニューヨーク州弁護士に固執する小室さんに懐疑的であられたという。眞子さんとの婚約が内定した2017年、小室さんは都内の法律事務所にパラリーガルとして勤務していた。

 

「年収は300万円程度とみられ、元皇族の眞子さんのお相手としてふさわしいのかと不安視する声がありました」(前出・宮内庁関係者)

 

 ところが秋篠宮さまは、小室さんの職業にまったく疑問を抱かれていなかった。

秋篠宮さまは“パラリーガルのままでもいい”とお考えで、小室さんと眞子さん、ふたりで身の丈に合った生活をすればいいと話されていました」(前出・宮内庁関係者)

 

 

しかし、2017年12月に小室家の金銭トラブルが発覚。2018年8月、小室さんは説明を果たすことのないまま、留学のため渡米した。そのことについて眞子さんは《圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして海外に拠点を作ってほしいと、私がお願いしました》と結婚会見で自ら明かした。

 

 小室さんが留学を果たし、卒業後にそう難しくないとされる司法試験に合格すれば、アメリカでの拠点も経済的基盤の安定も手に入れることができる──考え進めていくうちに、眞子さんは「ニューヨーク州弁護士」という職業に光明を見出したのだろう。実は、「ニューヨーク州弁護士」には、眞子さんを強く後押しする要素があった。

 

雅子さまの義弟・池田祐久さんが、ニューヨーク州弁護士の資格を持っており、アメリカの法律事務所に籍を置いているのです。眞子さんは小室さんの将来のプランを練る上で、彼の存在を意識しなかったはずがありません」(皇室記者)

近々、雅子さまの義弟の“後輩”に

 池田さんは、雅子さまの3才年下の妹・礼子さんの夫。現在は、国際的な総合法律事務所である「シャーマンアンドスターリング」の執行パートナーと東京事務所の代表を務めている。

ヨルダン大使などを務めた外交官を父に持ち、東大法学部、ハーバード大学経済学部を卒業。その後、ハーバード大学ロースクールで博士号を取得して、ニューヨーク州の弁護士となった、スーパーエリートだ。

 

 池田さんと礼子さんの出会いはニューヨークだった。結婚当時、ニューヨーク国連本部の「子どもと武力紛争に関する国連事務総長特別代表」事務所に勤務していた礼子さんは、のちに《仕事と家庭の選択は人それぞれだと思います。私の場合は彼がいたからこそ、結婚という道を選択できました》(『ハーパーズ バザー』2001年10月号)と池田さんとの結婚を振り返っている。

 

「結婚式は2000年にニューヨークの教会で、披露宴は同年に『フォーシーズンズホテル椿山荘東京』(東京・文京区)で行われました。披露宴には、当時皇太子だった天皇陛下雅子さまも出席されました」(前出・皇室記者)

 

 池田さん夫婦は結婚を機にニューヨークから帰国。東京に拠点を移し、2人の子供に恵まれている。

 

「港区の一等地に建つ超高級マンションで暮らしていましたね。芸能人や上場企業社長が住むようなところで、入り口の24時間コンシェルジュをはじめ、さまざまなサービスが行き届いています。雅子さまも何度もお忍びで訪ねられていたくらいですから、セキュリティーは万全なのでしょう。借りようとすると月の家賃は250万円を下らないのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 

 そんな生活が成立するのは、ひとえに池田さんの手腕が優れているからだろう。

「池田さんの勤務する法律事務所の業績はうなぎのぼりで、弁護士の平均年収は6000万円以上とみられています。

池田さんは数人しかいない『執行パートナー』と東京事務所の代表を務めていますから、年収はさらに上でしょうね」(法曹関係者)

 

 皇室を離れたらニューヨークで暮らすことを想定していた小室さん夫婦は、「身近なお手本」として、池田さん夫婦を意識していなかったはずがない。

 

ニューヨーク州弁護士の資格を持つ日本人はさほど多くありません。狭い界隈の中で、雅子さまの義弟がニューヨーク州弁護士だと知らない人はいないでしょう。当然、目指した時点でふたりも知っていたはずです。

 

 雅子さまの義弟がその職に就いていることは、皇族に近しい立場になる小室さんにとっても“ふさわしい職業”だという根拠にもなったでしょう。

それが、小室さん夫婦が頑なにニューヨーク州弁護士を目指すことを“正当化”し、後押しした側面はあるはずです」(皇室関係者)

 

 とはいえ、まだニューヨーク州司法試験に合格してもいない「ロークラーク(法務助手)」だった頃の小室さんは、第一線の国際弁護士である池田さんと接点を持つ立場ではなかった。しかし、司法試験に合格したいまや、小室さんは立派な“国際弁護士の卵”であり、近々、池田さんの“後輩”になる。

 

「これからは仕事上のやり取りでも小室さんと池田さんに関係ができることは充分にあり得ます。裁判で敵味方になったり、企業法務などで協力する立場になったりすることもあるでしょう」(前出・法曹関係者)

 

 そもそもニューヨークの日本人社会は狭い。特に、日系の大企業の社員や、弁護士や医師などの有資格者は、狭いコミュニティーのなかで交流も多いという。

 

「眞子さんも在ニューヨークの日本人の集まりに招かれることが多いようですが、積極的に参加することはないようです。ただ、国連に勤める日系人関係者の集まりには参加したことがあった。国連といえば、皇室とも縁が深く、雅子さまの妹・礼子さんが勤めていたことは、眞子さんもよく知っているはずです。小室さんも司法試験合格以降、先輩の弁護士との交流を深めているようです。

 

 そういう動きが徐々に日本人コミュニティーのなかで知られていき“小室さん夫婦は池田さん夫婦に近づいて、相談相手になってもらいたいようだ”と噂になっています」(前出・在米ジャーナリスト)

 

 もちろん、アメリカと東京、双方の法曹界に強力なパイプがある池田さんが“後見人”になれば、小室さんのビジネスにとっても有利になる。

 

 小室さん夫婦は、これまでと同じならば、今後も「元皇族とその夫」という立場を利用するだろう。アメリカでは、王室や皇室といった「ロイヤル」は特別視されるため、ビジネスでも生活面でも優遇されることは多い。しかし、それだけ周囲からは「利用価値が高い」と見られるわけで、注意して暮らさなければならない面もある。

 

「その点でも雅子さまと縁の深い池田さん夫婦は、小室さん夫婦のよきお手本となるので、皇族に近しい立場としてアメリカで暮らしていくことのアドバイスを得るためにも、次の“標的”として目をつけるのはよくわかります」(前出・皇室記者)